人民網日本語版 2021年5月6日(木) 20時0分
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雲南大学脊椎動物進化研究院は中国科学院古脊椎動物・古人類研究所などの機関と協力し、雲南省楚雄イ族自治州禄豊市内のジュラ紀前期の地層から、体長約1.7メートルの恐竜幼体の化石を発見した。
雲南大学が5日に明らかにしたところによると、同大脊椎動物進化研究院は中国科学院古脊椎動物・古人類研究所などの機関と協力し、雲南省楚雄イ族自治州禄豊市内のジュラ紀前期の地層から、体長約1.7メートルの恐竜幼体の化石を発見した。中国地質学会主催の学術誌「地質学報」(英語版)がこのほど、この成果を発表した。科技日報が伝えた。
同化石の発見者で、論文著者の一人である艾天宇(アイ・ティエンユー)氏は「世界のその他の基底竜脚形亜目の幼体と比べると、この標本の個体の年齢は3歳ほどだ。これは禄豊地区で2番目に見つかった竜脚形亜目の幼体の化石だ。化石には一部の頭蓋骨、揃った頚椎、脊髄、掌骨、大腿骨の遠位端、脛骨の近位端が含まれる。骨組織学の研究によると、この恐竜の個体は早期発育段階にあった」と説明した。
系統発生解析の結果によると、同標本は大足竜類に属するが、竜脚形亜目と比べるとまだ基底的で、いかなる既知の属にも属さない。しかもその他の竜脚形亜目恐竜の幼体と比べ進化の関係が遠く、未知の基底竜脚形亜目の属に属する可能性がある。歯は葉の形をしており、草食恐竜の一種で、食べ物はシダ類や針葉樹が中心だった可能性がある。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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