「日本にはだんまりだったのに中国への難癖には同調」=グレタさんを中国メディアが痛烈批判

Record China    2021年5月10日(月) 12時20分

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8日、中国メディアの観察者網は、欧米メディアが中国の温室効果ガス問題に「難癖をつけた」とした上で、環境保護活動家のグレタ・トゥーンベリさんを批判する記事を掲載した。

2021年5月8日、中国メディアの観察者網は、欧米メディアが中国の温室効果ガス問題に「難癖をつけた」とした上で、環境保護活動家のグレタ・トゥーンベリさんを批判する記事を掲載した。

記事は、英BBCや米CNN、CNBCなど多くの欧米メディアが6日から7日にかけて、2019年の1年間に中国が排出した温室効果ガスの量が全先進国の合計を上回ると報じるとともに、これまでに中国の首脳が出してきた気候変動に関するコメント、公約を取り上げた上で中国が気候変動関連の目標を達成することは困難だと伝えたことを紹介した。

そして、「日本による原発処理水海洋放出では、他人の発言の引用しかしなかったグレタさんが、ツイッター上で中国を発展途上国扱いすることに疑念を示すとともに『中国が路線を徹底的に改めなければ、われわれは気候の危機を解決できない』などと発言した」と伝えている。

記事は、4月13日に日本政府が福島第一原発の汚染処理水海洋放出を決定した際、グレタさんがアルジャジーラなどのメディア報道を引用して「日本は100万トンの汚染処理水を海に放出すると称している」とツイートするのみで、個人の見解や主張、日本政府に対する批判や抗議を示さなかったことを紹介し、今回の「中国批判」とは態度が大きく異なっていたとの見解を示した。

その上で、「日本の処理水海洋放出決定から1カ月足らずで西側メディアは突然中国の環境政策に難癖をつけ、グレタさんが進んで同調した。これは、彼女が『ポリティカル・コレクトネス』を振りかざし、発展途上国の権利と利益を剥奪しようしていることの表れであることは明らかだ」とグレタさんを批判した。(翻訳・編集/川尻

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