Record China 2014年5月5日(月) 17時43分
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5日、東京で開催中の卓球世界選手権・団体戦。今夜の決勝戦を前に、孔監督が勝敗の分かれ目となるポイントを指摘した。資料写真。
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2014年5月5日、東京で開催中の卓球世界選手権・団体戦で、今回初めて中国代表チームを率いた孔令輝(コン・リンフイ)監督は万全の戦略体制の中で大胆にもルーキーを起用した。4日、中国女子チームは準決勝でシンガポールを3対0で下し、決勝に進んだ。今夜の決勝戦を前に、孔監督が勝敗の分かれ目となるポイントを指摘した。人民網が伝えた。
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○孔令輝監督、決勝前の心境を語る:「われわれの勝利はほぼ間違いなし」
準決勝のシンガポール戦を終えた中国女子チームは、丸一日ある休息・調整のための時間を取りながら、5日夜の決戦に備えている。孔監督によると、代表メンバーは4日、日本対香港の準決勝の生放送を一緒にホテルで観戦した。前日の3日、日本は準々決勝で強豪オランダと対戦、厳しい戦いを強いられたが、第5試合でエースの石川佳純が粘りに粘り、見事逆転勝利を果たした。
今回の世界卓球で、中国チームは一試合も落とさずに順調に勝ち進んできた。決勝を控え、孔監督は、最も重要なポイントはメンバーの精神面の調整だと指摘。「準決勝前のミーティングでは、とてつもなく大きなプレッシャーの中で果敢に試合に臨んだ石川選手の精神力を、中国代表メンバーも見習うべきと選手たちに伝えた」と話した。
決勝での対戦相手が日本であれ香港であれ、中国代表はここ数年、9割以上の勝率を維持している。「チーム全体で勝利を掴みとるのだから、それぞれリラックスして試合に臨むよう代表メンバーに話した。相手の方が、こちらより大きなプレシャーを受けている。われわれが決勝で第1試合を落として精神的に取り乱さない限り、相手チームが勝つ可能性はほぼ皆無だ」と孔監督。
○日本代表監督:「中国戦には思い切って全力で臨む」
中国との決勝戦について、日本の石川佳純キャプテンは「中国と決勝で対戦することが自分の目標だった。今、その夢が実現することになり、とても喜んでいる。本当は決勝に進めるとは思っていなかった。日本は長い間決勝進出を果たせなかった。中国と女王の座を争うことになって、嬉しくてたまらない。私たちにも勝つチャンスはあると信じて決戦に臨みたい。今回は福原愛選手が怪我のため出場できなかったが、私にとってはラッキーなことでもあった」と話した。試合前、石川は福原とショートメッセージでやり取りし、激励を受けたという。
1983年、今回の世界卓球の会場となっている代々木体育館で、日本女子代表は中国と決勝戦で対決したが、女王となることはかなわなかった。その31年後、再び決勝戦に駒を進めたことについて、若い日本代表メンバーは嬉しさを隠せない。日本女子が最近世界卓球を制したのは1971年のことだ。村上恭和監督は、「中国を相手に、チャンスがあるかどうかにかかわらず、とにかく全力を尽くす」とコメントしている。
○日中女子の対戦歴:圧倒的強さを誇る中国
日本女子チームの最大の問題は中国チームを非常に恐れていることだ。中国の主力選手に勝ったことがある日本人選手は福原愛ただ一人。エースの石川佳純は丁寧(ディン・ニン)との対戦成績が6戦全敗、李暁霞(リー・シャオシア)とは5戦全敗、劉詩●(リウ・シーウェン、●は雨かんむりに文)とも5戦全敗。平野早矢香は劉詩●にも丁寧にも3回負けており、李暁霞には6回負けている。福原愛に代わりカットマンとして出場した石垣優香は今回の世界卓球で素晴らしいプレーを見せているが、やはりこれまで中国チームの主力選手には歯が立たず、李暁霞には4戦全敗、劉詩●にも4戦全敗、丁寧にも2戦2敗だ。
シングルスで日本代表3人と中国主力選手が合計38回対戦しているが、日本は一度も勝てず、対戦成績は0対38だ。しかもこの38試合のうち、日本が2セット以上取ったのは、石垣優香がセットカウント2−4で劉詩●に敗退した試合だけで、残り37試合は中国がストレート勝ちか、大差で勝利を収めている。このように、過去の対戦を見ると、中国の圧倒的な強さには驚くばかりだ。
だが、東京で開催されている今回の世界卓球では、日本がホームチームとしての優位性を持っていることは注意すべきだ。過去にはない勢いに乗っている日本チーム、石川佳純や石垣優香は中国選手を打ち負かすだけの実力を備えているといえるだろう。李暁霞、劉詩●、丁寧の各選手が何らかの理由で決勝戦に出場しない場合は金メダルを狙うチャンスもなくはない。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/TF)
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