俳優チャップマン・トー、中国でボイコット対象に=ひまわり学生運動で過激発言―香港

Record China    2014年5月6日(火) 19時10分

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5日、香港の俳優チャップマン・トーへのボイコット騒ぎの中、間もなく公開される香港映画「人間−小團圓」では出演シーンが削除されないことが明らかになった。

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2014年5月5日、香港の俳優チャップマン・トー(杜[シ文]澤)へのボイコット騒ぎの中、間もなく公開される香港映画「人間−小團圓」では出演シーンが削除されないことが明らかになった。新浪が伝えた。

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香港の俳優チャップマン・トーは今年3月、台湾の学生による立法院(国会)占拠騒動に支持を表明し、中国ネットユーザーの批判の対象に。その後、これらネットユーザーを相手に過激な発言を続け、ネット上ではチャップマンの出演作のボイコットを叫ぶ声が高まっていた。

5日、今月8日から公開の香港映画「人間−小團圓」の発表会が湖北省で行われ、パン・ホーチョン(彭浩翔)監督や主演俳優ルイス・クー(古天楽)らが出席。同作にはチャップマンがルイスの友人役で友情出演している。パン監督はチャップマンの出演シーンについて「削除しない」と明言。その理由について、「彼を支持するわけではなく、観客を尊重する意味で完全な作品をお届けするためと、出演者やスタッフが心血を注いだ作品であるため」と語った。

チャップマンの主演作としては今月1日に公開された香港映画「放手愛」が、初日の興業収入がわずか100万元(約1630万円)に。中国の配給会社は「使うべきでない俳優を使った」と、急きょ謝罪コメントを発表している。

パン監督のコメントについて、中国のネットユーザーからは「放手愛」の二の舞いを恐れ、チャップマンとの距離を強調しただけとの批判も聞かれている。パン監督はこれまで6作品でチャップマンを起用しており、監督自身の過去1年間の中国批判コメントもネットユーザーが捜し出し、拡散している。(翻訳・編集/Mathilda

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