水牛ミルクに植物肉、新興7食品が人気―中国

人民網日本語版    2021年5月18日(火) 8時50分

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新世代消費者の間で健康や栄養を追求することが新たなトレンドになっている。

世界的なモニタリング・データ分析会社のニールセンIQ(本社・米国)は13日、2021年京東スーパーマーケット食料品カーニバルの開幕イベントで、報告書「食品業界消費トレンドインサイト2021」を発表した。それによると、新世代消費者の間で健康や栄養を追求することが新たなトレンドになっているという。データを見ても、消費者が食品と原産地との関係をますます重視するようになり、「出所のちゃんとした食品」がより多くの消費者に人気となり、「ネットの人気者」になる様子がうかがえる。同時に、食品業界には分類細分化の大きな流れが起こり、これが市場全体の成長をけん引しているという。北京日報アプリが伝えた。

同報告書によると、健康業界への注目の中でも、特に健康食品への注目度が最も高く、中国の消費者の62%以上が「非常に注目する」とし、低脂肪・脂肪ゼロ、低カロリー・カロリーゼロ、低糖質・糖質ゼロ、低塩分といったコンセプトの人気が高い。同時に、「おうち経済」、「ファスト経済」などが消費シーンを再構築し、食品の新製品を簡単で、すぐに食べられて、それでいて味がおいしいという方向へ革新的に発展させた。こうしてすぐに作れる手軽な料理が人気を集め、水牛のミルク、ポーションコーヒー、低アルコール酒、複合調味料、酵素・食物繊維入りスナック、植物肉など7種類の新興食品が人気の食品として次々に登場した。

「Z世代(1995年から2009年までの間に生まれた人)」を中心とするSNSのプラットフォームからわかるのは、食品ごとに消費者の注目点が異なるということだ。同報告書によると、乳製品はオンラインで非常に勢いがあり、ヨーグルトは売り上げも評判も上昇中だ。飲料品は爽やかな口当たりといろいろな楽しみ方のできるものに人気がある。アルコール類は味とどこで飲むかが注目されると同時に、ブランドマーケティングでは起用されたスターの影響力がサポート効果を上げる。乾物の調味料では、健康を追求する消費者は一般的に低塩分を必要とする。テレビドラマ鑑賞、在宅、年越しがおやつをよく食べる場面だ。「快手菜」は手軽であると同時においしさも求められる。生鮮野菜や生鮮果実は原産地が特に重視される。

ここ数年、若い世代の消費者の好みが次々に更新され、新しい味が絶えず追求される。こうした動きを受けて、各大手企業とブランドには、消費ニーズに常に敏感で、イノベーションの切り込みポイントを模索し、新しさを打ち出すリズムを加速することが求められている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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