Record China 2021年5月17日(月) 12時20分
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新型コロナの「第2波」が猛威を振るうインドでこのほど、「コロナウイルスも生きる権利がある」などとする政治家の発言が物議を醸しているという。写真は中国吉林省のワクチン接種会場。
インド国内では新型コロナの「第2波」が猛威を振るい、新規感染者が30万人を超える日が続いているが、北部ウッタラーカンド州の元首相で、インド人民党(BJP)メンバーのトリベンドラ・シン・ラワット氏がこのほど、「コロナウイルスも生きる権利がある」などと発言し物議を醸しているという。
中国のニュースサイトの環球網が15日、現地メディアの報道を引用して伝えたところによると、トリベンドラ・シン・ラワット氏は13日のインタビューで、「哲学的な角度から見ると、コロナウイルスは生物であり、私たち(人類)と同じように生きる権利がある。しかし私たちは、自分たちが最も賢いと考えてウイルスを排除しようとしているため、ウイルスは常に変異している。私たちは安全を保つためにウイルスの感染速度を追い越す必要がある」などと発言した。
SNS上では、トリベンドラ・シン・ラワット氏の発言について、「まったく驚くべきことではない。反科学的なスタンスが常にこの政党の特徴だ」との声や、同氏が映像でマスクを着用していることについて、「マスクを外して(コロナウイルスを)受け入れ、(ウイルスと)一緒に幸せに暮らせばいい」との声も上がっているという。(翻訳・編集/柳川)
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