Record China 2021年5月18日(火) 12時20分
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15日、観察者網は、社員が中国企業製新型コロナワクチンの安全性に関する虚偽の情報を流布したとして、タイのテレビ局が謝罪したと報じた。
2021年5月15日、中国メディアの観察者網は、社員が中国企業製新型コロナワクチンの安全性に関する虚偽の情報を流布したとして、タイのテレビ局が謝罪したと報じた。
記事は、タイで先日ある女性がSNS上に「中国のシノバック製ワクチンを接種したら重篤な副反応が出た」と写真付きで書き込み、注目を集めたことを紹介。その後の調査で写真は女性本人のものではなく、副反応についても他の疾患によって出た症状であることが分かったと伝えた。
そして、現地ネットユーザーの調査によりこの女性がタイの公共テレビ局Thai PBSの記者であることが判明し、同局が12日に「当事者の行為は個人的なものであるものの、テレビ局のイメージを著しく損ねた。現在調査チームを立ち上げて問題の詳細な調査を実施しており、30日以内に調査を終える予定だ」との謝罪声明を発表したとしている。
現在、タイ政府が緊急使用を認可している新型コロナワクチンは、アストラゼネカ製、シノバック製、モデルナ製の各ワクチンであり、インドとロシア製のワクチンが現在認可待ちであるという。
記事は、タイでは近頃シノバック製のワクチンについて世界保健機関(WHO)の緊急使用リストに入っていないことを理由に、安全性に対する疑問の声が出ていると紹介。これに対し、タイ衛生省食品・薬品委員会の事務局長が「シノバック製ワクチンは非常に安全であり、新型コロナ肺炎の予防に非常に有効。現在すでに40余りの国で認可、使用されている」と強調したことを伝えた。(翻訳・編集/川尻)
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