2014年5月6日、環球時報によると、韓国・聯合ニュースは、中国の経済成長の減速などの影響を受け、2014年の韓国の対中輸出が鈍化したと報じた。

【その他の写真】

韓国産業通商資源部が6日に明らかにしたところによると、1月1日〜4月20日の韓国の対中輸出額は420億5000万ドル（約4兆2900億円）で、前年同期比1．5％のプラスにとどまり、伸び率は前年の8．7％から大幅に下降した。

また、同期間の対中輸出額が、韓国の対外貿易総額に占める割合は24．9％で、前年の25．1％を下回った。2014年4月、韓国の対中輸出額は同期比2．4％の増加で、対米輸出の19．3％や対ASEAN輸出の17．0％を大きく下回った。

中国の輸出低迷やリスクの拡大が韓国の対中輸出の大幅な下降を招いたと分析されている。韓国の対中輸出は加工貿易が主体の状態が続いており、日本や香港と比べて高い割合となっている。加工貿易から一般貿易、貨物貿易などへ転換し、積極的に中国市場に進出すべきだと記事は伝えている。（翻訳・編集/岡田）