マラソン大会、トップの選手がゴール直前でなぜか引き返す―中国

Record China    2021年5月20日(木) 18時20分

拡大

中国河南省済源市で行われた山岳マラソン大会で、トップでゴールに戻ってきた選手が突然きびすを返して逆走していく様子を撮影した映像が物議を醸した。

中国河南省済源市で行われた山岳マラソン大会で、トップでゴールに戻ってきた選手が突然きびすを返して逆走していく様子を撮影した映像が物議を醸した。

大会が行われたのは16日。現場で撮影された映像には、ゴールの手前で突然立ち止まった選手が来た道を戻っていき、再び走ってきてゴールテープを切る様子が映っている。

これは、同大会の市民ランナーらが参加するいわゆるアマチュア部門の6キロコースのトップの選手がゴールする様子を撮影したものだという。同選手が最初にゴールに到達した時のタイムは40分37秒だったが、一度引き返したため10秒ほど遅れてゴールした。

現場にいた人によると、選手がゴールし直した理由は、「ゴールする瞬間を撮影しようとしていたカメラマンの準備が整っていなかったから」だという。

大会組織委員会の関係者は「カメラマンは現地のメディアか個人」だとし、同委員会はかかわっていないと主張。「(同部門は)賞金は出ないし、順位もつけていない。時計は設置しているがあくまで参考でタイムも計測しない。完走者には賞状を渡すだけの体験的なもの」と釈明し、正式な大会の中で起きたことではないとアピールした。

ネットユーザーからは「賞金なしだったり、順位をつけていなかったりすれば、スポーツ精神に反してもいいというのか?」といった批判の声や、「よくあることだ」「まあ、お役人は(走ったふりをするため)ゴール前100メートルの距離から走り始めるけどな」「今はどこでも形だけの形式主義が横行している」などの声が上がった。

また、「地方のマラソン大会は確かに宣伝(のための写真)も必要だが、とりあえずゴールさせてから撮り直せばよくない?」と冷静にツッコミを入れるユーザーもいた。(翻訳・編集/北田

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携