トランプ氏から”暴言”を受けた文大統領、バイデン大統領との相性はばっちり?=韓国ネット「どうせまた…」

Record China    2021年5月21日(金) 11時20分

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バイデン米大統領と文在寅大統領の初の対面での首脳会談が22日に米ホワイトハウスで行われる。これを受け、韓国・中央日報は両者の「相性」を分析する記事を掲載した。写真はトランプ前大統領。

バイデン米大統領と文在寅(ムン・ジェイン)大統領の初の対面での首脳会談が22日に米ホワイトハウス行われる。これを受け、韓国・中央日報は両者の「相性」を分析する記事を掲載した。

記事はまず「今回の首脳会談を前に韓国大統領府には緊張感が流れている」とし、「バイデン大統領との初の対面が、今後の朝鮮半島政策をはじめとする新たな米韓関係を築く上で重要になってくるため」としている。

4年前の2017年6月、文大統領は当時のトランプ大統領と初の米韓首脳会談を行った。当時の事情をよく知る関係者は「会談が非公開に変わった直後にトランプ大統領の態度は急変した。文大統領が朝鮮半島問題について言及したが、トランプ大統領は『暴言』に近い言葉を織り交ぜつつ『金の話』ばかり取り上げるなど、厳しい会談になっていった記憶がある」と振り返り、「初会談は完全に異なる利害関係のため容易ではなかった。文大統領が『韓国に民主主義と資本主義を広めた国は米国。韓国の成功は米国のやりがいになるだろう』と伝えたところ、トランプ大統領がこれに大きく同意を示しようやく計画していた首脳会談の軌道に乗せることができた」と話したという。

当時トランプ大統領は、南北関係より米韓FTA(自由貿易協定)の再協議や防衛費の引き上げなどに関心を持っており、非公開会議の際には文大統領の言葉に対し「そんなことは実務者が答えなさい」と参謀に返事を指示する場面も見られたという。

文大統領は19日の出国前に「バイデン政権の外交安保チームは朝鮮半島をよく知っており、対話はスムーズなものと期待している」と話した。記事は「バイデン大統領は企業家出身のトランプ前大統領と異なり、12年間にわたり米上院外交委員会で活動したワシントン最高の外交通とされている」とし、「特に今回の会談は金大中(キム・デジュン)政権とクリントン政権が重なった1998~2001年以降20年ぶりに再開される進歩系政党出身大統領同士の会談だ」と説明している。

バイデン大統領は自叙伝で、尊敬する人物に金大中元大統領を挙げている他、太陽政策に対しても支持の立場を明らかにしていたという。また、文大統領の訪米直前にホワイトハウス国家安全保障会議のキャンベル・インド太平洋調整官が韓国メディアとのインタビューで「米国の対北朝鮮政策は敵対ではなく解決を目標にしている。成果を出せるよう実用的措置を講じる準備もできている」と明らかにしたことに対しても、韓国大統領府は期待を寄せているという。

その他にも記事は「両首脳が敬けんなカトリック信者であること」「弁護士出身という共通点があること」「大統領府とホワイトハウスで犬と猫を飼っている」という共通点についても注目している。

なお、文大統領は今回も失郷民(※朝鮮戦争の際に、朝鮮民主主義人民共和国から大韓民国へ避難し、故郷に戻れなくなった人々)出身である自らの「家族史」を米韓同盟を強調する素材として活用するものとみられている。2017年の初の訪米時も、興南(フンナム)撤退作戦に言及し「当時ビクトリア号に乗り込んだ避難民の中に私の両親もいた。興南撤退作戦の成功がなければ、今の私もいなかっただろう」と話していたという。

この記事に対し、韓国のネット上では「文大統領は進歩系を装った共産主義系で、バイデン大統領は真の進歩系。理念的にみても異なる」「仲良し?トランプ前大統領よりバイデン大統領の方が文大統領のことを嫌いなはず」など反論の声が上がっており、「どうせ北朝鮮のことばかり言うだろう。きっとバイデン大統領もうんざりするはず」「文大統領は日本がすることにだけ反応する(笑)」「『一人飯』さえなかったらいいんじゃない?」「どうせまたA4用紙見ながら読むんでしょ?それを見たバイデン大統領はいい気がすると思う?」「北朝鮮や中国にとっては信頼できる政治家だろうね」と皮肉たっぷりのコメントも寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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