人民網日本語版 2021年5月23日(日) 19時30分
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ペット用スマートハードウェア関連企業12社がこれまでに融資を獲得し、融資額は数億元に上った。
ペットで必ず必要になるものといえば、医療と食品だけでなく、スマートグッズもある。そしてスマートグッズは「ペットの奴隷」たちに特に歓迎されている。筆者の大まかな統計によると、ペット用スマートハードウェア関連企業12社がこれまでに融資を獲得し、融資額は数億元に上った。国泰君安証券が発表した報告書は、「中国ペット市場全体の規模は今後4年間で4000億元(約6兆8000億円)から6000億元(約10兆2000億円)の水準に達するだろう」と予測している。証券日報が伝えた。
■テクノロジー系大手がわれ先にと進出
2020年の「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)を例にすると、各大手プラットフォームではペット用スマートグッズの売り上げがいずれも高い増加率を実現した。天猫(Tmall)のデータを見ると、前年同期と比べた同売上高増加率は500%を上回り、スマート給餌器の売り上げが120%増加した。淘宝のシステムでは、ペット用スマート設備は初めて購入した人の割合が50%を超え、検索件数と消費金額も倍増した。京東のデータでは、イベント開始10分で、ペット用スマートグッズの取引額が前年同期より33倍増加した。
消費サイドの盛り上がりを受けて、より多くの関連企業がこの細分化されたレース場に足を踏み入れた。調査会社の天眼査のアプリのデータによると、中国ではペットグッズ関連企業が19年に15万社、20年に12万社増加したという。
美的はこのほどメディアに対し、「当社のペット関連ブランドの『猫有引力』と『Fluffy&Floppy』は5月のペット展に初めて登場する」と発表した。実際、美的は昨年に天猫でペット用品の旗艦店を開設し、猫用給水器を打ち出してスマートペットグッズの分野に乗り出している。
ペット用スマートグッズに興味を示すテクノロジー系企業には小米もいる。小米集団は2019年にペット用スマートハードウェアブランド「猫猫狗狗」に投資し、同ブランドと小米が提携して発売した「米家」ブランドのペット用スマート給水器と給餌器はすでに量産化を実現した。このほか莱克、小熊、亜都など従来からある家電ブランドもペット用家電市場での展開を進めている。
華家基石投資管理有限公司(HHC投資)の劉兆瑞(リウ・ジャオルイ)会長は、「ペット業界のここ数年間の投資状況から考えると、資本が重視するのは中国ペット消費市場の勢いのある発展のこれからだ。中国の一人当たりGDP(国内総生産)が増加し続けるのに伴い、世帯のペット関連支出の割合もさらに上昇するとみられ、今後3年で業界規模の年平均増加率は20%を超えるだろう。このような発展状況を背景として、ペットグッズの分野が投資家の人気を集めるのは自然のことだ」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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