Record China 2021年5月25日(火) 5時20分
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観察者網によると、マレーシアのマハティール前首相はこのほど、日米豪印の4カ国が連携する「クアッド」について、「古い包囲戦略で中国を刺激すべきでない」と述べて警告を発した。資料写真。
中国のニュースサイトの観察者網は22日、マレーシアのマハティール前首相がこのほど、日米豪印の4カ国が連携する「クアッド」について、「古い包囲戦略で中国を刺激すべきでない」と述べて警告を発したと報じた。
それによると、マハティール氏は20日、日本経済新聞社主催の国際交流会議「アジアの未来」でのオンライン講演で、包囲網は「古い戦略」であるとし、クアッドに反対の立場を表明した上で、「中国包囲網を作ろうとすれば、中国は応酬する。そうした応酬はとても危険なものとなるだろう」と警告した。
今年3月12日に日米豪印の4カ国首脳会談(クアッド・サミット)がオンラインで開催された後、米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は、「4首脳は中国がもたらす課題について議論し、誰も中国に対して幻想を抱いていないということを明確にした」と述べていた。
マハティール氏は講演で、「4カ国は、この地域における中国の影響力の高まりを制御しようと手を組むよりも、個別の外交によって中国に対応する方が望ましい」との考えを示した。(翻訳・編集/柳川)
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