シノファーム不活化ワクチン第3相臨床試験、2回目接種14日後の有効性7割以上―中国メディア

人民網日本語版    2021年5月29日(土) 9時20分

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米国医師会が発行する医学雑誌に、中国医薬集団(シノファーム)中国生物が発表した「新型コロナウイルス不活化ワクチン2種類の成人のCOVID-19感染に対する有効性評価」が掲載された。

米国医師会(AAMA)が発行する医学雑誌「ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・メディカル・アソシエーション」(The Journal of the American Medical Association,JAMA,IF45.54)に、中国医薬集団(シノファーム)中国生物が発表した「新型コロナウイルス不活化ワクチン2種類の成人のCOVID-19感染に対する有効性評価」( Effect of 2 Inactivated SARS-CoV-2 Vaccines on Symptomatic COVID-19 Infection in Adults)が掲載された。報告はシノファームが開発した新型コロナウイルス不活化ワクチンの第3相の臨床試験の結果に基づいてまとめられており、シノファーム傘下の北京生物製品研究所(BIBP)、武漢生物製品研究所(WIBP)が製造した新型コロナウイルス不活化ワクチンの有効性、安全性などが示されている。

研究結果によると、シノファームの新型コロナウイルス不活化ワクチン2種類は、2回目の接種を受けてから14日後に最も高い抗体ができ、十分な有効性を得ることができるとしている。しかもヒトの中和抗体陽性率は99%以上に達していた。WIV04株を使ったワクチンの有効率は72.8%で、HB02株を使ったワクチンの有効率は78.1%だった。安全性も高く、副反応の多くは、一過性、自己制限的な、軽い接種部の痛みだった。

新型コロナウイルス不活化ワクチンの第3相の臨床試験の結果が発表されたのはこれが初めて。中国の新型コロナウイルスワクチンの第3相の臨床試験の結果が発表されたのもこれが初めてとなる。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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