「適当に結婚しちゃだめ」=台湾人気タレントのアドバイスが中国で大反響のワケ

Record China    2021年6月2日(水) 20時20分

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台湾の人気司会者でタレントの「小S」ことシュー・シーディー(徐熙[女弟])の独身女性に対するアドバイスが、中国のネット上で大きな反響を呼んでいる。

台湾の人気司会者でタレントの「小S」ことシュー・シーディー(徐熙[女弟])の独身女性に対するアドバイスが、中国のネット上で大きな反響を呼んでいる。

小Sは以前、母親と共に配信しているポッドキャストの番組内で、女性の結婚について言及。「すべての未婚女性に注意喚起します。絶対に年長者に洗脳されてはいけません。『もうこんな年齢になったのにまだ結婚しないの?』と言われたり、見た目誠実そうな人との結婚を無理強いされたりする。結婚は冗談でするものじゃないわ。一人で寂しかったとしても、適当な人と結婚しては駄目。2年一緒にいたら嫌になって苦しくなる。独身で自由を楽しんで、時々寂しくなることは問題ないわ。適当に結婚することは本当に恐ろしいことだと思う。子どもがいる状況で離婚にでもなったら、本当にやっかいなことよ」と語った。

番組は過去に配信されたものだが、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)では「小Sが未婚女性に適当に結婚しては駄目とアドバイス」がランキング1位になるほど大きな注目を集めた。背景には、中国共産党の中央政治局が5月31日に1組の夫婦につき原則2人までとしていた出産制限を緩和し、3人目を認める方針を決定したことが少なからず関係しているとみられる。この決定に、中国のネット上では批判やその効果に疑問を投げ掛ける声が殺到していた。

中国でも日本と同様に少子高齢化、晩婚化が進んでおり、生涯結婚しないことや子どもを産まないことを考える若い世代も増えてきている。離婚率も高まっており、当局は「感情的な離婚」を制限するため、今年1月1日から離婚の届け出をした後に30日間の「冷却期間」を設ける制度を導入した。

小Sの言葉に、ネットユーザーからは「その通りだ」「両親のために結婚しては駄目、結婚するなら自分のために」「人生は長い。間違った人に出会う方が一人でいるよりも怖い」「結婚は簡単だが離婚するのは難しい。夫から家庭内暴力(DV)を受けて離婚請求したのに裁判所に何度も却下され、5年後に世間で話題になってようやく離婚した女性がいた」「独身でいるよりも、適当に結婚して一生心身をすり減らすことの方が恐ろしい」「自由で独立した女性は自分を押し殺す必要はない」「一人で老いていく覚悟はできている。私が生まれてきたのは、必ずしも誰かの妻や誰かの母親になるためじゃない。結婚や出産は人生において必須じゃない」といった声が上がったほか、「中国政府が結婚や出産を促している中、小Sは批判を恐れず本当のことを言った。価値観がしっかりした芸能人だ」との声も見られた。

なお、小Sは2005年に8歳年上の男性と結婚し、3女をもうけている。(翻訳・編集/北田

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