Record China 2021年6月3日(木) 12時0分
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2日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトによると、中国漁船がアルゼンチン海域で意図的に信号を消して不法操業している疑いがあるとの報告を米国の海洋保護団体が発表したと報じた。写真はアルゼンチン国旗。
2021年6月2日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトによると、中国漁船がアルゼンチン海域で意図的に信号を消して不法操業している疑いがあるとの報告を米国の海洋保護団体が発表した。
記事によると、米海洋保護団体Oceanaが2日、2018年1月から21年4月にかけてアルゼンチンの排他的経済水域(EEZ)付近で操業をする船800隻が発したGPS信号を調査した結果を発表した。信号が捕捉できた時間は合計90万時間に及び、そのうち70%が計400隻ほどの中国船によるものだったとする一方で、24時間以上あるいは数日間にわたり自動船舶識別装置(AIS)を切ったままにして位置情報を発信しなかった回数も6000回余り、累計時間にして60万時間余りあったことを明らかにした。
同団体の広報担当者は「アルゼンチン海域付近で消えた船は、現場で資源の不法略奪をしていた可能性が高い」と指摘。疑いのある船のうち66%以上が中国のイカ釣り漁船との認識を示している。
一方で、同団体の報告はスペイン船についても「90%の船が少なくとも1回、公共の追跡装置を切っていた」と指摘しており、不法操業する外国船に対する管理、規制を一層強化するよう呼び掛けている。(翻訳・編集/川尻)
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