80代の女性が柴犬と秋田犬の前で謝罪させられる?韓国で市の対応が物議「おかしい」「人に対する冒とく」

Record China    2021年6月8日(火) 6時10分

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3日、犬をベンチに座らせないよう注意した80代の女性が飼い主から「反撃」に遭ったとのニュースが韓国で報じられ、注目を集めている。資料写真。

2021年6月3日、犬をベンチに座らせないよう注意した80代の女性が飼い主から「反撃」に遭ったとのニュースが韓国で報じられ、注目を集めている。

韓国メディア・韓国日報によると、ソウル近郊の京畿道(キョンギド)楊州(ヤンジュ)市のある公園のベンチに、50代の女性が飼い犬の柴犬と秋田犬と一緒に座っていた。これを見ていた市の高齢者雇用事業の労働者で公園環境浄化担当の80代の女性は、飼い主に「犬の口輪(マズル)をしてほしい」「犬の足に土がついているので、ベンチに座らないようにしてほしい」と注意したという。

ところが、この指摘に腹を立てた飼い主は、楊州市に「高齢者の教育をきちんとしろ」「勤務態度が良くない」などと苦情を申し立てた。さらに「うちの犬を注意した人に謝罪してほしい」と求めたという。

これを受け、楊州市は委託会社にこの事実を知らせ、会社側は女性が所属する老人雇用チームの担当者と共に再び公園のベンチを訪れ、飼い主に謝罪した。謝罪の際、口輪をはめていない柴犬と秋田犬が女性に向かって激しくほえていたという。この様子を目撃していた市民は「おばあさんが犬に謝罪するというおかしな光景で非常に哀れだった」と話したという。

このニュースが報じられると、韓国のネット上には「これはおかしい」「飼い主の態度に腹が立つ」「犬がベンチに座るのはいけないと思う」「80歳の高齢者に犬への謝罪を要求するなど、人に対する冒とく」など非難の声が殺到している。市に対しても「そんな苦情を受け付けた市が問題」「犬にマズルを付けなかった飼い主を処罰すべき」「市長はおばあさんに謝罪するべき」などの声が上がっている。

また、韓国では最近、ペットのマナーに関するトラブルが多発していることから「コロナ禍なんだから、法律で犬にもマスク着用を義務付けた方がいい」「20キロ以上の大型犬の飼育には許可制を導入して、飼育環境や教育を前提にすべき」などの声も見られた。(翻訳・編集/松村)

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