武漢ウイルス研究所の「カルテ」開示求めるファウチ氏に、中国外交部「むしろ米国が…」

Record China    2021年6月6日(日) 8時0分

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4日、澎湃新聞は、米アレルギー感染症研究所のファウチ所長が中国に対して武漢ウイルス研究所職員らのカルテ開示を求めたことに対する、中国外交部の反応を報じた。写真は武漢。

2021年6月4日、澎湃新聞は、米アレルギー感染症研究所のファウチ所長が中国に対して武漢ウイルス研究所職員らのカルテ開示を求めたことに対する、中国外交部の反応を報じた。

記事は、4日に開かれた同部記者会見で、ある記者が「ファウチ氏が中国に対し、2019年年11月に罹患した武漢ウイルス研究所の研究員6人と、雲南省でコウモリの洞窟に入ったのち病気になった鉱員6人のカルテを開示するよう求めている」との質問を行ったと伝えた。

そして、同部の王文斌(ワン・ウエンビン)報道官が「中国科学院武漢ウイルス研究所は3月23日、2019年12月30日以前に新型コロナウイルスへの接触はなかったとの声明をすでに発表している。現在まで同研究所の職員、研究者から感染は見つかっていない」と語るとともに、今年1月に世界保健機関(WHO)の専門家チームが武漢市の疾病コントロールセンターや研究所などを視察し、中国の実験室でウイルスが漏れ出したという仮説は極めて不可能であるとの認識で一致したと述べたことを紹介している。

王報道官は一方で、米陸軍のフォート・デトリック研究基地に対する疑問、米国が世界200カ所余りに開設している生物実験室の目的に対して国際社会の注目が高まっているとし、「われわれは、米国も中国同様に協力的な態度を示し、WHOの専門家を招いて追跡調査を実施することを希望する。一日も早く国際社会に対する説明責任を果たしてほしい」と米国を逆批判した。(翻訳・編集/川尻

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