Record China 2021年6月6日(日) 7時10分
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4日、観察者網は、日本政府が台湾に提供するアストラゼネカ製新型コロナワクチンについて、台南市長が現地在住日本人への優先接種を行う意向を示したと報じた。写真は台南の孔子廟。
2021年6月4日、観察者網は、日本政府が台湾に提供するアストラゼネカ製新型コロナワクチンについて、台南市長が現地在住日本人への優先接種を行う意向を示したと報じた。
記事は、台湾・聯合新聞網の4日付報道として、日本政府が台湾に提供するアストラゼネカ製ワクチンについて、黄偉哲(ホアン・ウエイジャー)台南市長が現地在住の日本人およそ800人に優先的な接種を実施することを発表したと紹介。同市長が「台湾の人びとも、台日友好の表れと前向きに考えてくれるはずだ」との見解を示したと伝えた。
また、台南市日本人協会の野崎孝男理事長が黄市長による現地在住日本人への配慮に感謝を示すとともに、日本と台湾の関係のさらなる発展に大きな助けとなると述べたことを紹介している。
一方で、台湾に提供されたアストラゼネカ製ワクチンについて「日本政府は1億2000万回分の供給を受け、そのうち9000万回分を日本国内で生産することでアストラゼネカ社と合意しているが、欧州で血栓などの副反応が見つかったことで、今なお公的な接種に用いるワクチンの中に組み入れていない」とし、日本国内で接種が行われていないことを伝えた。
そして、台湾の一部ネットユーザーからは「日本が自分で使わないワクチンを台湾に送ってきた」との皮肉の声や、アストラゼネカ製ワクチンの副反応を心配する声が出ているとした。
この件について、中国のネットユーザーは「問題がないかどうか、まずは日本人で試してみようというわけだな」「日本人が使おうとしないワクチンなのに、台南市長が日本人に優先的に打たせるなんて、笑止千万」「なかなか知恵の働く市長ではないか」「日本人に先に打たせて、打ち終わったらパイナップルをプレゼントするのかな」といったコメントを残している。(翻訳・編集/川尻)
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