中国の漢服トレンドが冷めない理由―米メディア

Record China    2021年6月13日(日) 20時20分

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中国の高級品市場に詳しい米国のサイト、ジンデイリーは6日、「中国の漢服トレンドが冷めない理由」とする記事を掲載した。

中国では数年前から、特にZ世代(1990年後半ごろから6〜2012年ごろ生まれ)の若者の間で漢民族の伝統衣装「漢服」を着ることがブームになっている。中国紙・環球時報(電子版)によると、中国の高級品市場に詳しい米国のサイト、ジンデイリーは6日、「中国の漢服トレンドが冷めない理由」とする記事を掲載した。

記事はまず、「中国の若者はここ数年の間に、漢服をニッチな趣味から一世代の文化的表現の道具へと高め、4億人の消費者市場に変えた。国内でのナショナリズムの高まりや精通したブランディング、KOL(キーオピニオンリーダー)によるプロモーションが混ざり合った漢服の台頭は、中国の若い消費者がブランドに何を求めているかを示す良い例だ」とした。

記事によると、阿里巴巴(アリババ)傘下の天猫(Tmall)で漢服を購入した消費者の数は2000万人を超え、SNS上での漢服関連動画の再生回数は100億回を超えている。

記事は、「中国のZ世代の漢服への情熱は、この傾向を単なるインターネット現象から、最もホットな文化テーマの一つに変えた」「若く裕福な中国のZ世代は文化遺産に誇りを持っている。漢服の台頭は、西洋文化の力にますます抵抗するこの国で、彼らがクールなものを定義し、自己イメージを構築する方法が変化したことを示している」「漢服などの伝統的な中国の要素を日常のファッションに取り入れる傾向は、中国の若者の間で確実に定着している」「中国の若い世代が望んでいるのは主体性であるということを示唆している。彼らは確立された西洋の美の基準を超えて、自分の伝統に従って着るものを選びたいと考えている」などと伝えている。(翻訳・編集/柳川)

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