王毅外相「中国はミャンマー情勢に高い関心、引き続き独自の役割を」―中国

人民網日本語版    2021年6月9日(水) 10時40分

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中国の王毅外相は7日、中国・ASEAN対話関係構築30周年記念特別外相会議でミャンマー情勢について中国側の原則的立場を明らかにした。写真はミャンマー。

中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外交部長(外相)は7日、中国・ASEAN対話関係構築30周年記念特別外相会議でミャンマー情勢について中国側の原則的立場を明らかにした。中国外交部ウェブサイトが伝えた。

王部長は、「ミャンマーはASEANの一員だ。中国側はASEANがミャンマーの国内問題の適切な処理のために建設的役割を果たすことを支持し、ASEANの枠組みで『5つのコンセンサス』を一歩一歩実行に移すことを支持する。中国もミャンマーの陸続きの隣国であり、ミャンマー情勢は中国の利益に直接関係する。中国も同様にミャンマー情勢に高い関心抱いており、引き続き自らの方法で建設的役割を果たしたい」と表明。

また、王部長は、「ミャンマー問題において中国とASEANの立場や見方は全体的に一致している。我々は引き続きASEANと歩調を合わせ、ミャンマー各方面が人々の利益を重視し、冷静さと自制を保ち、様々な暴力を取り除くよう共に後押ししたい。ミャンマー各方面が憲法と法律の枠組のもと、政治的対話を行い、民主移行プロセスを再開するよう共に促したい。また、共に新型コロナ対策でミャンマーを支援し、感染拡大の勢いを抑え込み、民衆の命と健康を守りたい。共にミャンマーの経済回復、民生改善をサポートし、民衆の権益を確保したい。国連憲章の趣旨と原則を厳守し、一方的な制裁や不当な介入は避けるよう共に各国に促したい」とした。

王部長はさらに、「この『5つのコンセンサス』は中国とASEANにとってできることであり、ミャンマーにとって非常に重要でもある。相互に関連しており、同時に進めることもできる。現在の問題に着手でき、長期的視点に立ってもいる。これらが双方のコンセンサス、努力の方向性であるべきだ」とした。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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