Record China 2021年6月9日(水) 22時20分
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8日、観察者網は、「日本政府からお金をもらって日本の宣伝をした」として議論を読んだ作家・蒋方舟氏について、日本メディアに対して中国の体制を疑問視する発言をしていたとの新たな指摘が出たと報じた。
2021年6月8日、観察者網は、「日本政府からお金をもらって日本の宣伝をした」としてネット上で議論の対象となっている作家・蒋方舟氏について、「日本メディア向けに中国の体制を疑問視する発言をしたのではないか」との疑惑がネット上で新たに浮上したと報じた。
記事は、日本の国際交流基金による招聘(しょうへい)で日本に滞在し、日本を宣伝する著作を発表したとして数日前からネット上で物議を醸している蒋氏について、8日に「昨年7月に日本で放送された、新型コロナ時代の政治制度に関する番組に出演していた」というネットユーザーからの新たな指摘があったと紹介した。
そして、昨年7月23日にNHKのBS1で放送された番組の中で、司会者から「中国のように強制力の高い措置を取ることが有利という意見もあるが……」と話を向けられた際に、蒋氏が「非常時の一時的な結果だけで判断するのは、とても危険な考え方だと思う」「人類の歴史において、どんな政治制度が最も良いかということが非常に長い時間かけて考えられ、議論されてきた。(コロナのような)非常事態で(制度について)どれが良くてどれが悪いかを判断するというのは、とても危険だ」と語ったことを伝えている。
また、蒋氏の発言に対して中国のネットユーザーからは「生死を賭したコロナ感染流行下で中国人民は完璧な答えを出したのに、彼女は無理やり中国の体制に問題があることを証明する視点を探そうとしている」との批判が出る一方で、「別に中国のことは悪く言ってないではないか。実に客観的な意見だと思うが」と擁護する意見もみられたとした。
その上で、この件について観察者網の取材を受けた蒋氏が「インタビューは40分から1時間ぐらい続き、コロナ時の生活や創作活動、実家への支援物資の仕送り、中国でのコロナ拡大防止体制や関連のIT技術について語ったにも関わらず、番組ではその一部だけを切り取られた」と語ったことを紹介した。
さらに、蒋氏が「インタビューでは、司会者が中国の制度の優劣について自分に語らせようと誘導してきたほか、専制、強制手段といった言葉を使ってきた。そこで、緊急事態下において『専制制度』という言葉で中国の施策を定義するのは客観性に欠ける乱暴な判断だとの認識を示した上で、『非常時の一時的な結果だけで判断するのは、とても危険な考え方だ』という発言につながった」と説明したことを伝えている。(翻訳・編集/川尻)
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