コロナ禍、韓国でも野外の飲み会急増、「大学キャンパスは酒夜城」と韓国紙

Record China    2021年6月12日(土) 19時30分

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コロナ禍で飲酒店の夜の営業時間制限が続く韓国で、公園など野外での飲み会が急増。特に大学では学生たちがベンチや階段に座って酒を飲み、韓国紙は「キャンパスは酒夜城」と伝えた。韓国野外の飲み会

コロナ禍で飲酒店の夜の営業時間制限が続く韓国で、公園など野外での飲み会が急増している。特に大学では学生たちがマスクを着けずにベンチや階段に座って酒を飲み、携帯電話から流れる音楽、にぎやかな会話や笑い声があちこちから聞こえる。韓国紙は「大学キャンパスは酒夜城」と伝えた。

朝鮮日報によると、「コロナ拡散防止に伴う店舗閉店時刻」である午後10時以降、ソウル市内の各大学のキャンパスでは飲み会が多数行われている。大学街の居酒屋で「1次会」を行い、店舗の閉店後は学生たちがキャンパスに向かうのだ。最近暖かくなったことで、こうした光景がひんぱんに見受けられるようになった。

大学周辺にあるコンビニの関係者は「先月から毎晩、酒やおつまみを買いに来る学生が30~40組はいる」と話す。学校の駐車場管理職員は「24時間開放されているため、最近では夜に大学を訪れる学生が2倍に増えた。学生の防疫に対する心構えが昨年に比べて大幅に和らいだようだ」と顔をしかめた。  

現行法上5人以上でなければ、「校内での飲酒」そのものは違法でない。学校レベルでコロナ拡散防止に向け、校内での飲酒行為を防いでいるが、大学は積極的な対応をできずにいる。5月21日午後11時ごろ、「キャンパス・ポリス」という文字が書かれた白い取り締まり車両がA大学の広場に到着した。車内から出てきた警備会社所属の従業員らは拡声器を持ち、「校内での飲酒や飲食は禁止されています」「各自整理して解散してください」と訴えたものの、席を立つのは1、2チームにすぎなかった。

第二の都市釜山でも事情は同じだ。今月5日、夜9時をすぎると釜山市水営区の広安里海水浴場横の民楽水辺公園が巨大な屋外の飲み屋に変わった。敷物を開いて座り、周辺の刺し身店から持ってきたさまざまな海産物、あるいは配達された飲食物をつまみに酒を飲む人たちで足の踏み場もないほどだった。

夜11時ごろになると「コロナ通禁(営業時間制限)」で飲食店やカフェ、居酒屋の営業が終了したため、店から出た人たちで公園前は入場を待つ列が100メートル以上にもなった。入場が制限される最大2000人に到達し、水辺公園への立ち入りが制限されると、若者たちは道端やコンビニ近くで酒盛りを始めた。一部では公園の柵を黙って乗り越えるケースも見られた。

屋外での活動が増える季節に入ったことで、このような形で酒を飲むケースはさらに増えると予想されている。複数の感染対策専門家は「屋外でコロナに感染する可能性は室内に比べると確かに低いが、感染対策の意識が緩んでしまうとまたコロナの大流行が起こりかねない」と懸念を示した。(編集/日向)

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