G7サミット、ワクチン供与約束するも「遅い」の評価―中国メディア

人民網日本語版    2021年6月15日(火) 19時50分

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G7は新型コロナウイルスワクチンの供与や経済回復などでコミットメントを示したが、これについて国際的な政界の要人や国際機関は、遅かった上に到底不十分だと指摘する。資料写真。

英国南西部にあるコーンウォールで行われていたG7サミットは13日、3日間の日程を終えて閉幕した。G7は新型コロナウイルスワクチンの供与や経済回復などでコミットメントを示したが、これについて国際的な政界の要人や国際機関は、遅かった上に到底不十分だと指摘する。新華社が伝えた。

G7は共同宣言で、来年末までにワクチン10億回分を世界に供与してパンデミックの早期収束を後押しすること、国際保健緊急対応体制を強化し、新しいワクチンの開発サイクルを100日へと短縮することを表明した。

G7のワクチンに関するコミットメントについて、グテーレス国連事務総長は歓迎すべき正しい決定ではあるが、世界の新型コロナとの闘いにおける欧米諸国の努力は「到底不十分」だと指摘する。

英国のブラウン元首相は、G7のコミットメントは遅かった上に不十分であり、真の解決策ではないと指摘し、「彼らは(新型コロナとの闘いの)第1段階の試験に合格しなかった」とした。

国際救援組織オックスファムの保健政策担当者は、G7の供与できるワクチンが最多でも10億回分だけであるのなら「今回のサミットは失敗だ」と指摘した。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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