韓国メディアがワクチン接種率の低い日本のシステムを批判=韓国ネット「まるで70年代のよう」

Record China    2021年6月17日(木) 8時20分

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6日、韓国・ソウル新聞は「ワクチンは十分にあるのに接種が進まない日本…接種券の郵送が理由?」と題する記事を公開した。資料写真。

2021年6月16日、韓国・ソウル新聞は「ワクチンは十分にあるのに接種が進まない日本…接種券の郵送が理由?」と題する記事を公開した。

記事は、オックスフォード大学の統計サイト「Our World in Data」のデータを紹介。14日の時点で新型コロナワクチンを少なくとも1回接種した人の割合は全世界が20.79%のところ、韓国は24.51%、日本は14.58%であるという。

韓国はワクチンの早期確保に遅れをとったものの、ワクチンが確保された現在は急速に接種率が伸びているとされる。しかし記事は、「日本は韓国よりも早く全国民が接種可能な量のワクチンを確保したにもかかわらず、接種が進んでいない」と指摘。その最大の理由は「接種券の郵送」にあると説明している。

日本政府は自衛隊を動員し、5月より東京と大阪に「大規模接種センター」を開設。各自治体も「ワクチン接種会場」を設置し、地域の大型医療機関でもワクチン接種が可能になった。しかし日本では全国民を一括して管理する医療システムが存在しないため、接種者の本人確認や重複接種の防止のために接種券の配布を導入。インターネット上で接種予約をするためには、接種券に記載された自治体コードや券番号などの情報の入力が必要になるが、券は郵送で配布されているため、対象者の中にもいまだ届いていない人が多いという。

一方で韓国の場合は、防疫当局が接種対象を決定すると、各自治体がそれに該当する住民を分類し、各医療機関において接種が進められる。接種対象者は電話やインターネットを通して本人確認を行った上で接種予約をし、医療機関で簡単な身元確認の後に接種を受ける。その上NAVERやカカオが提供する地図アプリ上で残余ワクチンを確認できるシステムも構築され、接種対象者以外も接種できるようになった。

記事は「日本では、予約人数に達せず追加で接種者を受け入れようと思っても、希望者を募るシステムがないため、残余ワクチンが無駄になることも少なくないはず」と伝えている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「高齢者に自宅から1~2時間も離れた他県のセンターまで行って打たせるんでしょ」「今の時代に郵送?」「まるで70年代のよう。そんな国が先進国とはあきれる」など、日本の運営システムに批判的な声が寄せられている。

また、「残余ワクチンを当日に予約して打てるのは韓国だけだ。本当に素晴らしいシステム」「やはり韓国は最高だ」「韓国は本当に優秀な医療・ITシステムを備えてる。問題はワクチン不足のみ」など、韓国のシステムを称賛するコメントも多く見られた。(翻訳・編集/丸山

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