人民網日本語版 2021年6月17日(木) 21時50分
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北京時間6月17日9時22分、中国は酒泉衛星発射センターで、「長征2号F遥12」キャリアロケットを使い、有人宇宙船「神舟12号」を打ち上げた。
北京時間6月17日9時22分、中国は酒泉衛星発射センターで、「長征2号F遥12」キャリアロケットを使い、有人宇宙船「神舟12号」を打ち上げた。腹が減っては戦は出来ぬということで、宇宙貨物船「天舟2号」は5月30日に、中国宇宙ステーションコアモジュール「天和」に史上最も高額の「出前」を届けた。その中にはさまざまな食品があり、四川料理として広く知られている魚香肉絲(ユーシャンロース)などが宇宙飛行士の献立に入っている。
ユーシャンロースが宇宙を旅するのは今回が初めてではない。2002年に「神舟4号」が打ち上げられた時、すでに国産宇宙ユーシャンロースの開発に成功していた。宇宙飛行士の楊利偉氏が翌年、これを「神舟5号」に載せた。「神舟7号」は食品の種類が倍増したが、やはりユーシャンロースが入っていた。
なぜ宇宙でわざわざユーシャンロースを食べるのだろうか。
まず、宇宙食の1つ目の要件として、栄養価が高く栄養バランスが整っていなければならない。ユーシャンロースには、豚肉、ピーマン、キクラゲ、タケノコなど品目が多く、栄養バランスがいい。
また宇宙食の2つ目の特徴だが、残り滓が生じてはらず、処理が難しい生ゴミを減らす必要がある。固形で、骨がなく、細切れにされており、全部食べられればベストだ。
ユーシャンロースに食べられない部分はない。宇宙飛行士が宇宙に持っていくのは、細切れにされたユーシャンロースの具であり、袋から出すと一口で食べられ、食べかすが出ない。
そして非常に重要な一つの理由がある。宇宙食はできるだけ宇宙飛行士の食欲をそそらなければならない。
これは栄養補給を確保するためだけではなく、彼らの心理的な健康に配慮してのことだ。米国の女性宇宙飛行士のシャノン・ルシッド氏は以前、宇宙食は見るからに不味そうだが、緊張してお腹が空くのでポテトチップを貪り食うしかないと語っていた。
さらに特別な圧力環境のため、味覚が鈍り、味が変わることもあるため、味覚を刺激する食べ物が必要な場合がある。
ユーシャンロースは塩味、辛味、酸味、甘味が揃っており、食欲をそそるものだ。宇宙飛行士にリラックスし楽しく食事してもらうことは、宇宙任務の重要なサポートだ。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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