韓国製マスクの「偽物」が日本のショッピングサイトにまん延、韓国大使館も対策に乗り出す

Record China    2021年6月19日(土) 17時30分

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日本で韓国産の「KF94マスク」が人気を集める中、オンラインショッピングサイトに「偽物」がまん延しているという。写真は日本の販売サイト。

日本で韓国産の「KF94マスク」が人気を集める中、オンラインショッピングサイトに「偽物」がまん延しているという。6月18日、韓国メディア・韓国経済が報じた。

記事によると、20年に新型コロナウイルスが流行して以来、日本の市場では「K-防疫」の代表商品とされる「KF94マスク」の販売量が着実に増加。鼻や口がマスクの表面に直接触れないよう設計されている特有の3段型デザインが「立体構造」として人気を呼び、楽天やAmazon(アマゾン)、Qoo10(キューテン)などのオンラインショッピングサイトでも多く販売されている。

「KF」は「コリアフィルター(Korea Filter)」の頭文字で、「94」は「平均0.4マイクロメートルの黄砂や粒子状物質94%以上遮断できる」ことを意味する。日本でマスクは「工業製品」だが、韓国では「医療用品」とされるため、食品医薬品安全処が品質を点検し承認を受けた製品のみ「医薬部外品」という文言と共に「KF94」と表記できる点も、商品の信頼性につながっているという。

しかし記事は「オンラインショッピングサイトでは低価格を前面に打ち出した『KF94マスク』の模造品がまん延している」と指摘。 認証を受けていないにもかかわらず、「KF94」「韓国製」と宣伝する中国製のマスクが大量に販売されているとのこと。

模造品を放置すれば、ライセンスを持つ企業や「KF94」というブランドの信頼性に傷がつくだけでなく、消費者の健康問題や販売したショッピングサイトの評価にも悪影響が及ぶことになる。そのため駐日韓国大使館と大韓貿易投資振興公社(KOTRA)は最近、関係機関との協議会を開き、主要オンラインショッピングサイトへ正式に問題提起を行った。その結果、一部の模造品は販売が停止されたものの、再び新たな業者が現れることへの懸念は消えないという。

駐日韓国大使館のシン・ジュンホ特許官は「類似商品が『KF94マスク』を名乗らないよう監視を継続する」とし、「オンラインショッピングサイトにも防疫関連商品は販売許可証の提示を要請するなど、模造品を遮断する制度を備えるつもり」と述べているという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「韓国製のマスクの良さに気付いてしまったか」「日本も中国も同レベル」「心配しないで。日本には安倍前首相の布マスクがある」といった声や、「韓国に生まれたことに感謝しているし幸せに思う」「韓国最高」などのコメントが見られた。(翻訳・編集/丸山

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