中国漁船の違法操業を大々的に報じる韓国メディア、国民の怒りの矛先を中国に向けようとしている―中国紙

Record China    2014年5月10日(土) 11時20分

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9日、中国紙・環球時報は韓国メディアが中国漁船の韓国領海内の違法操業を大々的に報じているのは「客船沈没事故に対する国民の怒りを中国に向けさせる目的だ」と指摘した。写真は中国遼寧省の東港に停泊する中国漁船。

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2014年5月9日、中国紙・環球時報(電子版)は韓国メディアが中国漁船の韓国領海内の違法操業を大々的に報じているのは「セウォル号沈没事故に対する国民の怒りを中国に向けさせる目的だ」と指摘した。

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韓国紙・朝鮮日報は2日、1面で「セウォル号の沈没事故収拾に追われている隙に、中国漁船が仁川・延坪島の沖合を占領している」と報じた。9日付の同紙でも、2面に大きな写真入りで「中国漁船が韓国の危難に乗じて漁場を荒らしている」と伝えている。これはまさに国民の目をセウォル号沈没からそらさせ、国内に渦巻く怒りや不満を中国に向かわせようとするものだ。

9日付の朝鮮日報は、「黄海は中国海、海洋警察の打つ手なし」と題した記事を掲載。副題には「セウォル号沈没事故による海洋警察の人手不足に乗じて、中国漁船が漁場を占領」と記されている。同紙によると、8日午前に黒山島の西北65kmの海域で操業中の中国漁船が発見された。同船は操業許可証を掲げていたが偽造されたものである可能性が高く、取り締まりの対象となるべきものだった。だが、海洋警察は現在、セウォル号沈没事故の行方不明者捜索に全力を挙げており、違法操業の外国船を取り締まる余力はないという。

沈没事故の起きた4月16日から5月8日までの間、韓国海洋警察が黄海上で違法操業した中国船を1隻も拿捕(だほ)していないが、2012年の同期間中には28隻の中国船を拿捕していると同紙は報じている。(翻訳・編集/本郷)

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