男性を主人公にした中国時代劇ドラマの中から、動画サイトでの再生回数を比較するランキングがこのほど、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）に登場した。

このランキングは2018年以降、動画サイト各社で配信された男性が主人公の時代劇ドラマを対象に、6月中旬までの再生回数を基準にしたもの。1位は162億2300万回で、唯一の100億回超えをマークした「慶余年」となった。俳優チャン・ルオユン（張若●、●は「均」を日へんに）が主演し、名優のチェン・ダオミン（陳道明）、「陳情令」でブレークしたシャオ・ジャン（肖戦）など豪華キャストも話題の同作は、2015年の「琅琊榜（ろうやぼう）～麒麟の才子、風雲起こす～」以来のスリリングな作品と言われ、覇権争いに時折ユーモアも交えた描写が人気を集めている。

2位は2018年の武侠ファンタジードラマ「蒼穹の剣」（闘破蒼穹）で、再生回数は62億3000回となった。同作は俳優ウー・レイ（呉磊）が主演し、台湾の俳優バロン・チェン（陳楚河）らが出演している。

3位は俳優ヤン・ヤン（楊洋）の主演作で、2019年の武侠ファンタジードラマ「神龍＜シェンロン＞-Martial Universe-」（武動乾坤之英雄出少年）。再生回数は58億1000万回となっている。

4位は今年配信されて人気の高かった「贅婿」で、再生回数は55億4400万回となった。人気コメディアン二世のグオ・チーリン（郭麒麟）が主演し、このほど第二部の製作が明らかになっている。5位はシャオ・ジャンが主演し、同じく今年配信された「斗羅大陸」で同55億回となった。

6位以下には「将夜～戦乱の帝国～」（将夜）、「霊剣山」（從前有座霊剣山）、「大唐見聞録 皇国への使者」（唐磚）、「九州縹緲録～宿命を継ぐ者～」（九州縹緲録）、「天醒の路」（天醒之路）が続いている。（Mathilda）