韓国、竹島で「とんでもない光景」? 管理のずさんさに批判の声も

Record China    2021年7月5日(月) 13時20分

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30日、韓国・世界日報は、竹島を訪れた記念ショットを撮るのに5000ウォンを取るという商行為に批判が殺到していると伝えた。写真は竹島。

2021年6月30日、韓国・世界日報は、竹島(韓国名:独島)を訪れた記念ショットを撮るのに5000ウォン(約500円)を取るという商行為に批判が殺到していると伝えた。

記事によると、今月26日に竹島の船着場に到着したパクさん(45)は「とんでもない光景」を目にした。当初「独島異斯夫道」の道路標識を背景に、記念写真を撮る計画だった。異斯夫(イ・サブ)は新羅時代の武将で、于山国(鬱陵島と竹島を含む海洋王国)を新羅の領土に加えた人物。ところが、道路標識のあった場所はがらんとしており、その代わりにアクリル板で作った携帯用の「独島異斯夫道」と書かれた標識を持った船員が、訪問客を相手に5000ウォンで記念写真を撮影するという商行為をしていたという。

竹島を数回訪問したことがあるというイさんは「独島管理事務所職員の目を避けて、複数の船社がこのような商行為をしており、慣行となっていたが、取り締まりは行われていない」と話したという。

こうした行為が行われるようになったきっかけは昨年の台風だった。台風9号、台風10号が鬱陵島と竹島を直撃し、「独島異斯夫道」と「独島安龍福道」(安龍福…アン・ヨンボク、李氏朝鮮時代の漁民)など独島に設置された道路標識が風で吹き飛んだ。すると複数の船社がこれを商行為に利用するようになったという。また、9カ月以上も道路標識が整備されていないことから、管理事務所側に対しても「商行為の口実を与えた」という指摘が出ているという。

ある船社関係者は「観光客を対象にサービスを提供すべく『記念ショット』を撮ってお金を受け取ったが、ここ2~3日間営業しただけ」とした上で、「社員が行なった行為に対して非常に申し訳なく、二度としない」と話したという。

一方、独島管理事務所側は「再発防止に向けて船社側に対し教育を強化する」としている。独島道路標識の再設置についても「道路表示板整備業務は鬱陵郡財務課の業務のため管理できなかった。近いうちに設置できるよう協議する」と明らかにしたという。

なお、2019年に竹島を訪れた観光客は計25万8181人で、昨年は新型コロナウイルスの影響から8万9374人に激減した。現在、鬱陵島~竹島を運航する船舶は計3隻で、1日5回入島しているという。

このニュースを受け、韓国のネット上では「独島は金づる?」「これは東南アジアの観光地でよくあること」「恥ずかしい」「こんな調子で韓国は先進国と言える?」と批判が殺到しており、「道路標識がなくなってしまったのならすぐまた設置すべき」「公務員は何してるの?」「この事実を管理事務所が知らないなんてことある?」など「職務怠慢」を指摘する声も少なくない。さらには「もしかして日本からお金をもらって標識を撤去したの?」と疑う声も寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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