日本語の歌は放送不可なのに中国語はOK?韓国の音楽番組が「ダブルスタンダード」と物議

Record China    2021年7月6日(火) 8時20分

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5日、韓国・マネートゥデイは、「韓国の番組で中国語の歌を歌う中国のアイドル…日本語の歌は放送不可」と題する記事を掲載した。資料写真。

2021年7月5日、韓国・マネートゥデイは、「韓国の番組で中国語の歌を歌う中国のアイドル…日本語の歌は放送不可」と題する記事を掲載した。

記事によると、SMエンターテインメントの7人組の男性アイドルグループ「WayV」の派生ユニット「クン&シャオジュン」は先月23日、韓国MBCの音楽番組に出演し、中国語の歌を披露した。画面下には韓国語の字幕が表示されていたという。「WayV」はメンバー全員が中華圏の国籍を有している。

これについて記事は「韓国では過去に日本語の含まれた歌が放送不可の判定を受けたことがある」とした上で、「ダブルスタンダードではないか」と指摘している。

日韓合同ガールズグループ「IZ*ONE(アイズワン)」の日本語曲「好きになっちゃうだろう?」は2018年、放送局KBSとSBSから「日本色の強いものは放送できない」として放送不適格の判定を受けた。韓国のアイドルグループ「SHINee」のメンバーである故ジョンヒョンの遺作アルバムに収録された曲「Rewind」も同じ理由でKBSから不適合判定を受けた。

放送界では「所属事務所や放送局が中国ファンの顔色を伺っている」との見方が出ているという。世界7位の中国の音楽市場と中国ファンの購買力を考えると、中国から得られる収益は決して少なくないという。ある業界関係者は「最近、一部のアイドルグループやドラマで中国関連の問題が相次いで発生し、放送界はいつになく反中感情に敏感な状態」とし、「それでも一部の放送局や所属事務所が中国出身の芸能人の活動を強行するのは、『固定収入』となる中国のファン層を考慮した可能性がある」と話したという。

これを見た韓国のネットユーザーからは「当然、中国語も放送禁止にするべきだ」「最近は日本語より中国語の歌の方が聞いていて不快」など、中国語の歌を放送することに否定的な意見が数多く寄せられている。

また「中国のアイドルは韓国で稼ぐだけ稼いで、結局は韓国文化を侮辱して中国に帰っていくのだろう」と懸念する声や、SMエンターテインメントに対して「SMは特に中国人をよく使う。中国が大好きなのだろう」「SMは金さえ稼げれば国を捨ててもいいと思っているのか?」「今からSMの不買運動をする」などと批判する声も見られた。(翻訳・編集/堂本

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