荷物を送ったら有名ブランドの化粧品だけごっそりなくなる―中国

Record China    2021年7月8日(木) 20時40分

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中国メディアの頭条新聞の7日付の報道によると、女性が宅配便を利用して荷物を送ったところ、中に入れたはずの化粧品がなくなるという騒動があった。

中国メディアの頭条新聞の7日付の報道によると、女性が宅配便を利用して荷物を送ったところ、中に入れたはずの化粧品がなくなるという騒動があった。

報道によると、劉(リウ)さんは5月14日に民間の宅配サービスを利用して上海から湖南省に向けて荷物を発送した。ところが、数日後に届いた荷物は見るからにボロボロで、封を開けると中に入れたはずの化粧品がなくなっていた。なくなったのはランコム、エスティーローダー、サンローランといった有名ブランドのものばかりで、被害額は4800元(約8万2000円)に上るという。

劉さんは、「発送時に担当者から荷物紛失時の補償について一切説明はなく、勝手に保険料として1元(約17円)が加算されていた」と説明した。宅配サービス会社は(この1元を基に)300元(約5000円)を補償すると提案したものの、劉さんは「納得できない」と拒否。話し合うと、最大でも1000元(約1万7000円)までしか補償できないとの回答だったという。

一方、宅配サービス会社の担当者は、「お客様は(ウェブ上の)プラットフォームで、ご自身で手続きされました。スタッフが集荷にうかがった際に補償を希望されないことを確認し、お客様ご自身から補償なしでとうかがいました。勝手に保険料を引いたという状況は全く存在しません」と説明。「譲歩しないということではありませんが、企業としては契約に基づくものですので。引き続きお客様と連絡を取り、どの程度の補償にするか検討します」と話した。なお、荷物の中身が紛失した経緯については調査中とした。

中国では以前から宅配便の中身が紛失する事件が頻繁に発生している。今回の騒動について、中国のネットユーザーからは「なんか、似たような経験をした覚えがある」「宅配便を利用したら、段ボール箱に穴が開いて届くことが何度もあった。きっちり調べてほしい」「(犯人は)配達員か、仕分け担当者か」「補償ってひどいシステムだよな。申し込まなければ荷物が開けられ、申し込めばそのまま相手の利益になるんだから」といった声のほか、有名ブランドのものばかりがなくなっていたことから「どうやら犯人は化粧品に詳しい人物のようだ」と推察する声も上がっている。(翻訳・編集/北田

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