Record China 2021年7月10日(土) 11時20分
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中国のインターネット上で日本の小籠包料理が「とんでもない」と物議を醸している。
問題の料理は「小籠包スープ」だ。レシピは複数あるようで作り方はそれぞれだが、小籠包をスープの中に入れるという点は共通している。この料理を、中国で影響力のある複数のブロガーが中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で紹介したことで波紋を広げている。
フォロワー450万人超のブロガーは日本の「小籠包スープ」のレシピを紹介した上で、「日本人が小籠包でスープを作る方法を見て、イタリア人がフルーツピザを見た時の気持ちが理解できた」と投稿した。過去に中国のバラエティー番組に出演したイタリア人が「パイナップルピザはあり得ない」と語っていたことを指していると見られる。
また、フォロワー1000万人超の別のブロガーは「今日、日本人の小籠包スープに対するツッコミを目にした。日本のいろいろなレシピサイトで検索してみたら、とても人気がありそうだった。どの画像を見ても目が痛く、歯をかみしめ、血圧が上がり、こぶしを握り締めた!」と冗談を交えながらも不満をにじませた。
さらに、中国のニュースサイト・観察者網は「助けてくれ!日本人がまた小籠包を迫害している」と題する記事を掲載。同記事はやや砕けた表現で書かれたものだが、「やりすぎるな日本人よ」「上海人が緊急出動!小籠包を救え!」「餃子(中国では餃子と言えば水餃子が一般的)やワンタンが食べたいならそう言え。小籠包を煮込むとは何事か!」などとやはり不満な様子だ。
記事はまた、日本人は過去にも「傑作」を数々生み出しているとし、中に通常サイズのシウマイが十数個入っている巨大シウマイや、たい焼きの中に小籠包を入れた「小籠包たい焼き」、小籠包を丸ごと包んだ肉まん、イチゴやタピオカを入れた麻婆豆腐などをその例として紹介した。
中国のネットユーザーからは「ワンタンの存在を知らないのか?」「彼らをスープにおぼれさせるって、ちょっとひどくない?」「小籠包の中にスープがあるのはよいが、小籠包の外にスープがあるのはだめ」「日本人が中国でマンゴー寿司を見たら同じ気持ちになるだろう」「寿司の醤油煮込みで日本に報復だ!」など、否定的な声が相次いだ。
中には「ちょっと待て。水餃子は受け入れられるのになぜ小籠包を(スープで)煮るのはだめなのか?」との声もあったが、これには「じゃあ、水餃子と小籠包とワンタンの違いは何?」「煮るなら小籠包ではない(※籠=せいろで蒸すから小籠包だという意味)」との反論が寄せられている。
一方で、少数だが「見た感じはまずそうではない」「ちょっと試してみたい」「広東人なら(この料理は)珍しくないと言いそう」「悪くない。タピオカご飯よりずっとまし」など、肯定的な意見も見られた。(翻訳・編集/北田)
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