中国の学者が恐竜化石に「のび太」、日本でも歓声、ミュージアムはレプリカ公開へ―中国メディア

Record China    2021年7月12日(月) 14時20分

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11日、澎湃新聞は、中国の研究グループが四川省で足跡の化石を発掘した新種の恐竜に「のび太」と名付けたことを報じた。写真は古生物学研究者であるケイ立達氏のウェイボより。

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2021年7月11日、澎湃新聞は、中国の研究グループが四川省で足跡の化石を発掘した新種の恐竜に「のび太」と名付けたことを報じた。

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記事は、北京市にある中国地質大学の恐竜足跡研究グループが6日、四川省瀘州市の黄荊鎮にある金魚渓で保存状態の良好な恐竜の足跡を複数発見し、5日に出版された中国の学術誌「古地理学報」で論文を発表したことを明らかにしたと紹介。この発見は白亜紀における四川盆地の生態を知る上で大きな手掛かりをもたらすと伝えた。

その上で、研究グループが昨年8月25日に金魚渓で詳細な調査を実施したところ、二足歩行の肉食恐竜ユーブロンテスの新種と見られる足跡の化石を発見し、化石を「ユーロブロンテス・ノビタイ」と命名したことを伝えた。

そして、研究グループが命名の理由について「(ドラえもんの)野比のび太に捧げる名前だ。なぜなら、1980年公開の『のび太の恐竜』、2020年公開の『のび太の新恐竜』という恐竜をテーマにした素晴らしい映画によって多くの子どもたちに恐竜に対する興味を抱かせたからだ」と説明したことを紹介している。

記事は、中国で見つかった新種の恐竜化石に「のび太」の名前が付けられたことが中国国内で報じられると日本メディアの目にも止まり、日本国内でも報道されたと紹介。ネットユーザーから歓迎の声が出るとともに、「ドラえもん」の作者である藤子・F・不二雄氏の作品などを展示している川崎市の藤子・F・不二雄ミュージアムも8日に公式ツイッターアカウントで反応、今後ミュージアム内で化石のレプリカを公開する予定であることを明らかにしたと伝えた。(翻訳・編集/川尻

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