人民網日本語版 2021年7月13日(火) 18時30分
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雲崗研究院は10日、山西省大同市にある仏教石窟群・雲崗石窟で約9年かけて改修工事が行われていた第11窟から第13窟が同日から一般公開されたことを発表した。
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雲崗研究院は10日、山西省大同市にある仏教石窟群・雲崗石窟で約9年かけて改修工事が行われていた第11窟から第13窟が同日から一般公開されたことを発表した。中国国内外で有名な古代の盛大な音楽の演奏場面が刻まれている「音楽窟」も含まれている。中国新聞網が伝えた。
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2012年6月、雲崗石窟の第11窟から第13窟までが封鎖されて、窟庇の建設、壁画の保護、危険な岩の強化などが実施された。そして、今年6月に工事がすべて完了し、1カ月間の試験的な公開を経て、今回一般公開されることになった。
雲崗石窟第11窟から第13窟は、西暦471年から494年の間に造営された。第11窟の東壁上部には、雲崗石窟では最も初期に作られ、文字数(336字)が最も多い「太和7年(483年)造像題記」が保存されている。そこには、邑師法宗や普明らが仏像を作った目的や願い、時代背景、実際の環境などが記されており、史料的価値が極めて高い。
また、雲崗石窟の中でも有名な「音楽窟」と呼ばれる第12窟に刻まれている楽器47種類には、中国の伝統楽器である筝、パンパイプ、横笛、琴などのほか、亀玆(クチャ)の五弦琴、ペルシャの竪箜篌、天竺(インド)のほら貝の笛などもあり、当時の社会の各民族の音楽と踊りが大集合している。
2020年9月、3Dプリント技術を使って再現された雲崗石窟第12窟が浙江大学芸術・考古博物館で初公開された。そして、同年12月末には、上海で公開された。
雲崗石窟は、山西省大同市の西16キロにある武周山の麓にあり、北魏(和平)の時代に造営された。主な洞窟が45個あり、仏像を安置する厨子が計1100個以上、大小の仏像が5万9000体以上あり、中国で最大規模の石窟群の一つだ。2001年には、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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