ジャッキー・チェン「共産党員になりたい」、ネット民「不合格」―独メディア

Record China    2021年7月15日(木) 14時20分

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ドイチェ・ヴェレは14日、ジャッキー・チェンが「中国共産党に入党したい」との考えを示したものの、ネットユーザーからは嘲笑が相次いでいると報じた。

ドイツメディアのドイチェ・ヴェレは14日、香港のアクションスター、ジャッキー・チェン(成龍)が「中国共産党に入党したい」との考えを示したものの、ネットユーザーからは批判や嘲笑が相次いでいると報じた。

ジャッキー・チェンは今月8日、中国映画家協会の座談会に出席した際、「中国人であることは光栄だが、あなた方が共産党員であることがうらやましい。共産党は偉大過ぎる。党が約束したことは100年もかからず数十年で必ず実現している。私は党員になりたい」と語った。

また、抗日戦争時代の中国共産党軍・八路軍について「兵士たちはわらじを履き、単発の弾丸で機関銃に立ち向かい、先進的な武器に刀や槍を向けていた。われらが共産党の八路軍は本当にすごい!」と称賛した。

この報道がSNS上で話題を呼んだ。記事によると、ネットユーザーからは本人に私生活のスキャンダルが取り沙汰されたことから「審査を通過できないだろう」「不倫に隠し子、息子の麻薬騒動。生活面で要求を満たしていない」など「不合格」だとする声や、「米国にある豪邸を売って党費を払え」という声、「カネを稼ぐだけ稼いで政治的な保護を得ようとしている」と批判する声も上がったという。

一方で、「彼が好き。ハリウッドで地位を勝ち取った中国人の誇り」「ジャッキー・チェンも入党したいということは、『大道を行く者は孤立せず』ということ。中国が歩んできた道は一人ではなかったということを表している」などと肯定的に評価する声もあったものの、「いいんじゃないか。素質はある」「類は友を呼ぶ、だな」などと冷ややかな声が目立ったと記事は伝えている。

ジャッキー・チェンは、中国政府を支持する発言で過去にもたびたび注目を集めてきた。2004年には台湾総統選を「世界最大のジョーク」と語り、台湾内で批判が噴出。09年のボアオフォーラムでは「中国人は管理される必要がある。そうでないと、台湾や香港のように混乱してしまう」と発言し物議を醸した。その後、13年には中国人民政治協商会議の委員に選出された。(翻訳・編集/北田

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