中国の動画配信サービス・愛奇芸（アイチーイー/ iQiyi）が制作するバラエティー番組「最後的贏家」に参加するため、13日から広大な映画スタジオの横店影視城を訪れている俳優のチャン・ジャーハン（張哲瀚）だが、翌日には熱中症で倒れ、病院へ緊急搬送されたことがSNSで話題になった。

「最後的贏家」は、超大スケールで展開するサスペンス推理系のリアリティー番組で、横店影視城がロケ地に選ばれている。中国版ツイッター・微博（ウェイボー）にアップされている関連画像を見ると、黒の時代劇衣装を身にまとったチャン・ジャーハンがTシャツ姿のスタッフに囲まれて移動する様子が写されている。

暑さが大の苦手というチャン・ジャーハンはかねてから「夏の横店で時代劇を撮影するのはまるで地獄」と言ってきたが、出演作品はほとんどが時代劇で、「山河令」「芸汐伝」「如意芳霏」などの撮影はすべて真夏の横店影視城で行われた。「山河令」の撮影中には時代劇の分厚い衣装を二重にも三重にも着用したことで、何度も体調を崩したと伝えられている。

ドラマのほか、バラエティー番組のロケ地まで横店影視城になってしまったことに、ネットでは「真夏・時代劇・横店。チャン・ジャーハンはこの運命のサイクルから逃げられないね～」「暑過ぎたせいか、アンハッピーに見える」「素敵だけど、痩せているように見える」「番組を見たい～。苦しいけど、最後まで頑張って」など、同情と応援の声が多く寄せられた。

また、作家兼監督のリウ・シンダー（劉信達）氏は微博で、「心が静まれば、自然と涼しく感じられる。どうせ横店から逃げられない運命なんだから、あえて横店を愛し、横店に常駐し、横店に婿入りすれば撮影中の食と住は保障される」と冗談交じりのアドバイスを投稿した。（編集/RR）