Record China 2021年7月17日(土) 11時30分
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16日、韓国・ファイナンシャルニュースによると、新型コロナウイルスワクチンの供給支障により接種予約を中断し混乱を招いたとして批判を浴びた疾病管理庁長の業務推進費の内訳が公開され、注目を集めている。
2021年7月16日、韓国・ファイナンシャルニュースによると、新型コロナウイルスワクチンの供給支障により接種予約を中断し混乱を招いたとして批判を浴びたチョン・ウンギョン疾病管理庁長の業務推進費の内訳が公開され、注目を集めている。
15日にSNS上に公開された資料「2021年6月の庁長の業務推進費の内訳」によると、鄭庁長は先月、32回にわたり業務推進費399万5400ウォン(38万50000円)(計251人)を使用した。同資料は今月7日に同庁のウェブページで公開されたものだという。
大部分がコロナ関連の会議や業務に関するもので、1人当たり平均1万6000ウォン(約1542円)が使われた。これは「不正請託及び金品等の収受の禁止に関する法律」に規定された1人当たりの限度額3万ウォンの約半分の水準だという。
また、使用された場所にホテルなどの高価な飲食店はなく、ほとんどが同庁付近のデリバリーサービスを行う食堂やキンパ(のり巻き)専門店で、全てテイクアウトで購入されていたという。
その他、出張で訪れることの多いソウルの国会やソウル駅の周辺にある食堂やカフェ、製菓店でも使用された。先月16日午前7時53分にはソウル駅にあるドーナツ専門店で5人で5000ウォン(約482円)が決済されていたという。これについて記事は「『常任委員会全体会議への備えの検討』と書かれているため、業務協議のため朝早くに国会出張へ向かう5人が、1000ウォン(約96円)ほどのドーナツを1個ずつ朝食として食べたとみられる」と説明している。
これに関し、ヨ・ジュンソン保健福祉部長官はSNSに「この事実を知っていますか?チョン・ウンギョン庁長は感染のリスクを最少化するため食事をテイクアウトするだけでなく、1人で召し上がっている。庁長をはじめ防疫当局に激励の言葉をかけてあげてほしい」と書き込んだという。
この資料は韓国のネットユーザーの間で注目を集めており、「さすがK-防疫(韓国式防疫)の英雄」「国民のために頑張っていることが一目で分かる」「疲弊が感じられた」「なんだかじーんとした」「もっと肉を食べさせてあげたい」「せめてドーナツは1人2個にしてあげて」「弁当ではなくもっとおいしいものを食べて!」「一日三食、牛肉弁当でも理解できるのに」「忙しそうで体が心配」「こんな大変な時期にそんな質素な食事では倒れてしまう」など、心配や応援の声が数多く上がっている。
一方で「一般の会社員もそんなもんだよ」「この時期にそれを公開した目的は?」「情に訴えかけるのはやめて。何を食べていても、仕事はきっちりしよう」など冷ややかな声も上がっている。(翻訳・編集/堂本)
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