東京五輪、卓球アフリカ選手が中国に挑戦状―独メディア

Record China    2021年7月20日(火) 15時20分

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18日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、ナイジェリアの男子卓球選手が東京五輪で中国選手を倒してのメダル獲得を期していると報じた。写真は馬龍。

2021年7月18日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、ナイジェリアの男子卓球選手が東京五輪で中国選手を倒してのメダル獲得を期していると報じた。

記事によると、ナイジェリアのクアドリ・アルナ選手が東京五輪で中国選手に勝利し、メダルを獲得することを望んでいる。ナイジェリアのオヨにある小さな街で生まれた同選手は幼い頃、破れた石綿と平らな木材でラケットを作り、かき集めたお金で買ったボールを使い、コンクリートの地面に線を描いたコートで卓球に興じていた。また、勉学に励んでほしいという家族の期待とは裏腹に、ストリート卓球で優れた才能を認められ、現地の有名な卓球コーチが運営する卓球場に招かれてトレーニングを積んだという。

同選手は2014年のワールドカップで松平健太ら世界ランク上位選手を倒す快進撃を見せると、16年のリオデジャネイロ五輪ではアフリカ人として初めてベスト8に進出。その際は中国の第一人者・馬龍(マー・ロン)に0−4で完敗して力の差を見せつけられたものの、その後も17年には国際卓球連盟(ITTF)の大会で初めて優勝し、18年4月の英連邦大会でも銀メダルを獲得、地元開催のITTFチャレンジ・ナイジェリアオープンでは18、19年と連覇を果たしている。

記事は、1988年のソウル大会以降卓球が五輪種目に採用されて以降、ナイジェリアからは毎回選手が派遣されているもののメダルには手が届かない状況であると紹介。最新の世界ランキングで21位となっている32歳の同選手について、ナイジェリア卓球連合会の会長が「彼が五輪でメダルを勝ち取れば、わが国、ひいてはアフリカ大陸にとって慶祝に値する出来事になる。五輪は子どもの遊びではなく、真剣な場だ。われわれの目標はメダルを1枚取ることなのだ」と大きな期待を寄せていることを伝えた。

また、同選手も「中国で2回試合をして、ドーハで試合をして、さらにドイツのクラブチームの合宿に参加した。ナイジェリアのスポーツ相からかつてないほどのサポートを受け、最善の準備をしている」と語っていることを紹介した。(翻訳・編集/川尻

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