Record China 2021年7月25日(日) 17時50分
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中国では、東京五輪大会開会式について、男子フィギュアスケートの羽生結弦選手の姿が見られなかったことについて、疑問や落胆、不満の声が噴出した。
中国で、羽生選手に対する評価と人気は絶大だ。中国の情報サイト、網易が25日付で掲載した記事は冒頭部分で羽生選手を「66年ぶりの五輪大会連覇」「ギネスで最高得点の記録」「フィギュア男子シングルスのグランドスラム」「国民栄誉賞」「仙台出身で震災を経験」などと紹介し、東京五輪の開会式には冬季五輪の選手も大勢が姿を見せ、フィギュアスケートの荒川静香元選手の録画もあったとして「知名度も栄誉もここまで高い日本の国宝級選手が五輪に出ないのは理解できない」と論じた。
記事では、2017年の世界フィギュアスケート選手権(開催地・ヘルシンキ)の授賞式のシーンとして、氷上を国旗を持って滑る際に羽生選手が、中国の金博洋選手が「五星紅旗(中国国旗)」を整えるのを手伝った光景を振り返り、「多くの中国のフィギュアスケートの心を温めた」と表現した。同大会で羽生選手は優勝、2位は宇野昌磨選手で、金博洋選手は3位だった。
記事はさらに、テレビなどでの専門的な解説で知られる陳●(●はさんずいに「瑩」)氏が羽生選手を「容貌は玉(ぎょく)の如し、肢体は松の如し、軽やかな跳び姿は驚ける鴻のよう、あでやかさは遊竜のよう」と絶賛したことなどにも触れた。
同記事は、羽生選手が東京五輪大会で、開会式などに姿を見せなかった理由などの考察はせず、「姿を見せて当然」と主張した以外は、「羽生結弦大絶賛」に終始した。
網易が開会式終了直後の23日深夜に配信した別の記事は「東京五輪開会式での最大の残念! 羽生結弦の姿はなし。一晩を無駄に待ったとファンがっかり」と表現した。同記事は、聖火最終ランナーがテニスの大阪なおみ選手だったことに言及した上で、「しかしながら、人気が極めて高い選手が五輪開会式には姿を見せなかった。それはフィギュアスケートの名選手である羽生結弦だ」と論じた。さらに「最後まで彼の姿はなかった。疑うことなく一晩を通じて待っていた羽生ファンはがっかりした」と紹介した。(翻訳・編集/如月隼人)
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