「ごめんなさい」敗退を謝罪した選手に誹謗中傷、金メダリストもターゲットに―中国

Record China    2021年7月26日(月) 18時20分

拡大

25日、多維新聞は、中国版ツイッター・微博で、東京五輪に出場した選手に対する誹謗(ひぼう)中傷が相次いでいると報じた。

2021年7月25日、米華字メディア・多維新聞は、中国版ツイッター・微博で、東京五輪に出場した選手に対する誹謗(ひぼう)中傷が相次いでいると報じた。

記事によると、微博の運営者が25日、東京五輪に出場した中国選手に対する悪意ある誹謗中傷により、33のアカウントを90〜180日間の発言禁止処分としたことを明らかにした。

24日に行われた射撃女子10メートルエアピストルに出場するも予選落ちした王璐瑶(ワン・ルーヨウ)が試合後に「皆さんごめんなさい。残念ですが、私は弱かった。3年後に会いましょう」というコメントとともに自撮り画像を掲載したところ、ネットユーザーから「ろくに反省もせずに自撮り画像をさらしている」「そんなに目立ちたいのかよ」「パジャマの画像をアップするな」などさまざまな角度による攻撃的なコメントが寄せられ、王が書き込みと画像を削除するに至った。

また、今大会の中国勢金メダル第1号となった射撃女子10メートルエアライフルの楊倩(ヤン・チエン)も「標的」にされたとし、楊が昨年自身の微博アカウントに掲載した4枚の写真に映っているシューズがすべてナイキのものだったことで批判が集まったという。

記事によると、楊の書き込みが新疆の人権問題に絡む外国ブランド排斥運動が起こる前のものだったにもかかわらず、ネットユーザーからは「金メダルを取ったからって許される行為ではない」との非難が相次ぎ、北京テレビのプロデューサーまでもが「中国選手としてどうしてナイキのシューズをコレクションするのか。進んでナイキをボイコットすべきではないのか」とのコメントを書き込んだ。

これにより、楊は書き込みの削除を余儀なくされた。一方で、同プロデューサーも「コメントした時に、楊がいつ書き込んだものかをはっきり確認していなかった」として楊に謝罪文を送るとともに、当該コメントを削除したという。(翻訳・編集/川尻

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携