Record China 2021年7月28日(水) 21時40分
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27日、韓国・聯合ニュースは、「東京五輪のアーチェリー男子団体戦で日本が獲得した銅メダルは、日本の選手と韓国の弓職人の合作だった」と報じた。写真はアーチェリー。
2021年7月27日、韓国・聯合ニュースは、「東京五輪のアーチェリー男子団体戦で日本が獲得した銅メダルは、日本の選手と韓国の弓職人の合作だった」と報じた。
日本と韓国は26日、アーチェリー男子団体の準決勝で対決。激闘を繰り広げた末、日本は韓国に敗れた。しかし続く3位決定戦で日本はオランダを下し、男子団体では史上初の銅メダルを獲得している。
この件に関し記事は、「韓国チームに脂汗をかかせた河田悠希と、オランダ戦で勝利の矢を飛ばした武藤弘樹が使用した弓は、共に韓国の『MKアーチェリー』が製作したものだった」と報道。「米国の『HOYT(ホイット)』と韓国の『WIN&WIN』が世界のアーチェリー市場でシェアを二分する中、『MKアーチェリー』はエリート選手のための『オーダーメイド型アーチェリー」を専門的に製作する会社』」とし、「これまで韓国国内外の多くのトップ選手が同社の弓を使用してきた」と説明している。
同社のスタッフ8人が日本人選手からの細かな注文に合わせて弓を製作するのに要した期間は6カ月とのこと。初めて依頼を受けた時は多少迷いもしたが、「日本人である前に、同じアーチェリー選手だ」という思いで製作に取り組んだという。
同社は社長をはじめ弓を製作する従業員の大部分が、韓国代表の選抜戦にも出場したことのある元アーチェリー選手。選手としてはかなえられなかった五輪でのメダル獲得の夢を、自身の作った弓が代わりにかなえてくれたという。同社のキム・ギョンファン社長は、「私たちの作った弓で選手がメダルを取る時はいつも感激する」とし、「弓を射る技術は韓国が最高なので、弓の製作でも韓国がトップの座を守れるよう努力したい」と語っている。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「やはり道具と腕の両方がそろわないとね」「韓国の選手が国産の弓を使っていい成績を出すから、弓も自然と国際化していく」「(日本チームも)意外にやるなと思ったらコーチも韓国人なのか」「日本も韓国の技術力を認めてるから使ってるわけでしょ。こういう話は韓日の対立関係とは無縁だね」など、好意的な意見が寄せられている。
一方では、「ナイキやアディダスの靴を履いてサッカーが優勝しても米国のおかげと言う?」「助けにはなってるだろうけど、選手が頑張った結果でしょ」「でも弓を作る時に使う道具のほとんどは日本産やドイツ産なんだけどね」など、クールなコメントも見られた。(翻訳・編集/丸山)
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