IMF報告書「アジア各国の対中輸出依存度が日本を大幅に上回る」=20年間で逆転―中国メディア

Record China    2014年5月14日(水) 12時43分

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13日、IMF(国際通貨基金)が公表した『アジア太平洋地域経済見通し』では、輸出主導のアジア11カ国の中国と日本への依存度を比較している。90年代には対日輸出の依存度が高かった11カ国のほとんどが中国への依存を高めていることがわかった。資料写真。

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2014年5月13日、IMF(国際通貨基金)が公表した『アジア太平洋地域経済見通し』では、輸出主導のアジア11カ国の中国と日本への依存度を比較している。90年代には対日輸出の依存度が高かった11カ国のほとんどが中国への依存を高めていることがわかった。参考消息が伝えた。

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1990年代中ごろまでは11カ国すべてが日本への輸出に依存していたが、20年近くが経過した現在、10カ国の中国への依存度が日本を大きく上回っている。唯一の例外はインドネシアで、同国の日本向け輸出は依然として中国よりも大きい。この数字は、ここ20年間における日本の重要性の低下と、中国の急速な台頭を示すものだと報じられている。

1995年、対日輸出はマレーシアの総輸出額の4分の1近くを占めていたが、2012年にはわずか6%となり、対中輸出は1995年の倍となる10%に達している。1995年、オーストラリアの日本への依存度は中国の5倍だったが、2012年には中国への依存度が日本の倍近くにまで高まっている。

IMFのエコノミストでアジア経済を専門に研究するデュヴァル氏は「中国は組み立ての中心であり、最終的な需要源にもなりつつある。これに対し、90年代にキープレーヤーだった日本は急速に衰退している」と指摘した。だが、デュヴァル氏によると、上流工程では日本がいまだ重要な役割を担っており、複雑な部品を供給しているが、中国は下流工程で最終的な組み立てを行っていることが多いという。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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