第2次世界大戦での中国の貢献を記憶にとどめるべき、歴史を覆そうとする日本への反論になる―露外交専門家

Record China    2014年5月14日(水) 17時47分

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13日、人民日報によると、ロシア人民友好大学の外交専門家ユーリ・タブロフスキー氏が「第2次世界大戦中の中国の貢献を忘れてはならない」と指摘する記事を寄稿した。

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2014年5月13日、人民日報によると、ロシア人民友好大学の外交専門家ユーリ・タブロフスキー氏が「第2次世界大戦中の中国の貢献を忘れてはならない」と指摘する記事を寄稿した。

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タブロフスキー氏はこれまで数十年もの間、中国が反ファシスト戦争で貢献したことを学生に教えてきたという。同氏は「他の国々と異なり、中国は14年にもわたって日本陸軍の主力をけん制・撃破したことや日本経済を消耗させたことで、日本がより多くの兵力をオーストラリアやインドに送り込むことを阻止した。さらにはシベリア・極東地区への侵攻を無力化し、ソ連との戦闘を回避させることとなった。中国軍が体を張って抵抗しなければ、他の国々は大きな代償を払うことになり、戦勝もこれほど早期には訪れなかったはずだ」と指摘。

さらに、「欧州やロシア、米国では第2次世界大戦が始まったとされる時期が異なる。中国にとって第2次世界大戦がいつ始まったかは議論が分かれるところだが、多くの人は中国が抗日戦争で3500万人もの死傷者を出した史実について、よく理解していない」と続ける。

また、「歴史は忘れ去られるべきではない。他の国の人々がすべて歴史家であることを期待してはならない。中国自身が積極的に宣伝すると同時に、他の国々も中国が日本軍国主義に対する勝利に大きく貢献したことについて、もっと関心を持つべきだ。効果的な宣伝は戦争の真実を広めるだけでなく、日本が侵略の歴史を覆そうとしていることへの反論にも役立つ」とし、「赤の広場での反ファシズム戦争勝利70周年式典に、中国の軍人も出席することを心から願っている」と記事は結ばれている。(翻訳・編集/岡田)

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