2021年8月2日、韓国・マネートゥデイは「韓国が生産したT-50高等訓練機が間もなく輸出100機を突破する」と伝えた。

韓国航空宇宙産業（KAI）は先月30日、タイと「T-50TH」2機を追加で輸出する契約を結んだ。約900億ウォン（約86億円）規模の計画で、2023年11月までに納品する。T-50THはT-50を基盤にタイ空軍の要求に合わせて生産したもので、高等訓練、戦術入門、軽攻撃などさまざまな任務遂行が可能だという。タイには15年に4機、17年に8機、19年には修理付属品を輸出しており、タイ空軍はT-50THの性能、円滑な後続支援、高い稼働率、合理的な維持費を信頼し、再購入の契約を結んだという。

KAIは先月にも、インドネシアと「T-50i」の追加導入・輸出供給契約を結んでいる。インドネシアへの輸出は4年ぶりで、今後T-50再購入国が相次ぐと見込まれている。今回のタイへの輸出が成功すれば累積輸出数は72機となるが、KAI関係者は「東南アジア、南米、アフリカなどの新市場で、間もなく輸出100機を越える見通しだ」と話しているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「いいニュースだ」「大韓民国、ファイト」「やっぱり今の政権はよくやってるよ」「韓国はすばらしい。大統領を尊敬します」「輸出を応援します」「関係者の皆さん、ファイト。米国産兵器の圧力から逃れるには、国産兵器の開発しかない」など、喜びの声が多数寄せられている。

一方、「でも改良も続けていかないと」「輸出はいいけど、ただ売りつけて終わりではなく、後続支援もしっかりやって、国産機の市場性を確保し磨きをかけていかなければならない」「情報流出や、資金の横流しなどがないように」「どうか国民の血税を無駄にせずしっかり使ってほしい」などの意見も見られた。（翻訳・編集/麻江）