防護服を着た看護師が高齢のコロナ患者と…韓国で感動を呼んだ1枚の写真

Record China    2021年8月5日(木) 10時20分

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3日、韓国・聯合ニュースによると、高齢の新型コロナウイルス感染症患者と防護服姿で花札をしている看護師の写真が「心の看護」だとして話題になっている。資料写真。

2021年8月3日、韓国・聯合ニュースによると、高齢の新型コロナウイルス感染症患者と防護服姿で花札をしている看護師の写真が「心の看護」だとして話題になっている。写真は大韓看護協会が今年公募した「第2回看護師現場手記・写真展」に出品されたもので、ソウル・三育(サムユク)ソウル病院で撮影された。

記事によると、写真の患者は中等度の認知症を患う93歳の女性で、療養院で新型コロナウイルスに感染し、今月1日に同病院に移送され陰圧室に入院した。ベッドを嫌がる患者女性のために、病棟の看護師たちが床にマットレスを敷いて環境を整えた。また、隔離された状況を寂しがる女性のために、看護師が認知症患者用の絵を使った治療を提案。花札を使って花の絵を当てる遊びと、塗り絵をするようになった。

病棟の看護師によると、「認知症で、看護人もなく1人で病室にいるのはとても危険に見え、入院2日目から遊びの時間を作った」という。また、写真で花札の相手をしているのは7年目の看護師(29)で、「隔離病棟では患者の話し相手は看護師しかいない。寝るばかりの患者を起こし元気づけてあげる方法はないかと考えた結果だ」「自分も感染の不安はあるが、自分にできることは患者さんを安心させ、しっかり治療を受けて退院できるようにお世話をすることだけ」と話している。病棟には約10人の看護師がおり、交代でこの患者の遊び相手や食事の介助、排泄のケアなどを行なった他、患者と家族のビデオ通話の手伝いもしたという。女性は入院から15日で退院したそうだ。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「胸がじんとした。医療スタッフの皆さん、本当にありがとう」「看護師の皆さん、尊敬します。頑張ってください」「政治家数百人より、1人の看護師が国民を幸せにする」「感動しました。家族のように世話をしてくれて、まさに天使だ」「真心を尽くしてくれる天使様も、体に気を付けてほしい」「コロナのおかげで、看護師さんたちの大切さを改めて感じている。心からの拍手を送りたいです」「こんな美しい心が全国民に広がりますように」など、感動と称賛のコメントが殺到している。(翻訳・編集/麻江)

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