ドラマ「陳情令」のブレークで一躍スターダムにのし上がった歌手で俳優のシャオ・ジャン（肖戦）。2020年の大半はファンによるトラブルで芸能活動の自粛を強いられたが、去年の秋から徐々にCM出演や年越し番組に登場するなど、芸能界復帰をアピールしてきた。今年に入ってからは初挑戦の舞台劇「如夢之夢」に出演し、さらにファンタジー時代劇「玉骨遥」で主役を演じるなど、俳優としての順調な滑り出しを見せてきた。

特に「陳情令」以来の時代劇復帰作として大注目を浴びてきた「玉骨遥」だが、3月の制作発表会でビジュアルポスターが公開されると、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）ではすぐに話題ランキング上位に入る熱狂ぶりが見られた。また、6月に第一弾のドラマ予告動画がリリースされると、わずか5時間で視聴回数が800万回を超え、「玉骨遥」のオフィシャルアカウントのフォロワー数も49万人に急増する勢いが見られた。

シャオ・ジャンの絶大な人気に後押しされながら、「玉骨遥」の制作陣は4日にクランクアップを迎えたが、この日の深夜にシャオ・ジャンが微博の公式アカウントに「あなたがいつも口にしていた言葉。『意志固ければ天に勝つことができる。事の成否は人の努力にかかっている』。こんなあなたの執着心に感心し、責任感に敬服する。これからの行く先に知己が無いことを心配するなかれ。天下に君のことを分からぬ者などいないのだから」と投稿し、ドラマで演じた神官役との別れを告げると、わずか3時間で86万件のコメントが書き込まれ、「いいね！」は300万件を超えた。

クランクアップに合わせて「玉骨遥」の公式アカウントからは、ドラマ舞台の施工裏や、出演者・スタッフらによる撮影現場の様子、ワイヤーアクション、シャオ・ジャンと主演女優のレン・ミン（任敏）がベストを目指して自ら撮り直しを提案するなどの様子も公開している。「玉骨遥」の放送時期はまだ不明だが、シャオ・ジャンの一段と研ぎ澄まされた演技とドラマの出来上がりに多くの期待が寄せられている。（編集/RR）