卓球男子団体戦で日本に敗れた韓国選手「メダルは取れなかったが最善は尽くした」=韓国ネットは賛否両論

Record China    2021年8月6日(金) 19時20分

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卓球男子団体戦の3位決定戦で日本に敗れた韓国選手が、試合後に心境を明かした。写真は鄭榮植選手のSNSより。

卓球男子団体戦の3位決定戦で日本に敗れた韓国選手が、試合後に心境を明かした。6日、韓国・聯合ニュースが伝えた。

韓国男子卓球選手の李尚洙(イ・サンス)、鄭榮植(チョン・ヨンシク)、張禹珍(チャン・ウジン)は6日、団体戦の3位決定戦で日本と対決。接戦が期待されたが1対3で敗れ、韓国卓球界は2大会連続で「メダルなし」の結果に終わった。

敗因としては男子ダブルスの世界ランキング1位、勝利を確実視されていた李・鄭ペアが、水谷準・丹羽孝希ペアに敗れたことが大きかったとされる。

試合後、取材陣に対し鄭は、「最後の試合なので勝って銅メダルを獲得したかったが、リオ五輪に続き今回も3位決定戦で負けてしまった。ダブルスで負けたのが特に残念だ」とため息をついたという。李は「4年間の準備期間には本当に努力した。その過程に後悔はない」としつつも、「これが今の僕たちの実力だと思う」と固い表情で語った。

記者が今後五輪に挑む後輩たちへのアドバイスを求めると、李は「次の五輪に誰が出ることになろうと、五輪というプレッシャーに萎縮し、消極的なプレーをしてはいけない」とし、「勝たなければならないという思いを少し抑えるといい」と回答。鄭は「五輪のメダルというのは、ただ努力をしても取れるものではないようだ」とし、「後輩たちには韓国を脱し、海外で多くを学んできてほしい」と答えたという。また鄭は、「五輪は誰もが必死に戦う大会。後輩たちが技術的に(中国選手のレベルに)近づけば、勝つチャンスが訪れるだろう」と語った。

中学・高校の先輩後輩として長くペアを組んできた李と鄭に対し、お互いへかけたい言葉を尋ねると、2人の目からは涙があふれたという。李は「このような結果にはなったが、僕たちだけが知る、2人の重ねた努力はいつか報われるはず。今は悲しいけれど、これからはもっといいことがたくさんあるとうれしい」、鄭は「同じ中学・高校を出て、20歳になっても代表選手として同じ部屋で過ごし、ダブルスも組んだ。友達のように過ごしてきたが、李先輩は私が最も尊敬する人だ。メダルは取れなかったが最善を尽くした。後悔せず、結果を受け入れよう」と思いを口にした。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「ものすごく悔しい。でも十分に頑張ったと思う。お疲れ様でした」「よく戦ったよ。笑って」「これまでも努力したし、今日も最善を尽くしていた。2人の幸せな未来を願います」「一生懸命戦う姿が感動的だった。メダルが取れなかったのは残念だけど、いい試合を見せてくれてありがとう」など、応援や慰労の声が相次いでいる。

一方で、「日本選手の努力の方が勝っていたということ。実力もないのに2度も五輪に出るのは後輩に申し訳なく思うべき」「最近は五輪に対してみんな寛大だね。参加することで満足するのなら、トレーニングに税金を使うべきじゃない」「国民の税金で出場したのなら、最善ではなく最高を目指すべき。最善を尽くしたいなら自費で参加して」など、厳しい意見も見られた。(翻訳・編集/丸山

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