7月23日から17日間にわたって熱戦が繰り広げられた東京オリンピックの閉会式が8日夜、国立競技場で行われた。

中国国内では開会式の演出について「まるで葬式のように暗い雰囲気だった」と批判的な声も見られたが、閉会式についてはどのような反応が出ているのか。

中国版ツイッターの微博（ウェイボー）では、閉会式で披露された緑の衣装のダンサー、アオイヤマダさんによる追悼の踊りについて、「また冥界的」「理解できない」との声が多く見られた。

「総じて退屈だった」「見ていてつまらなかった」との声も多く、寝そべりだしたり、途中退場したりする選手の姿も見られたことから、「視聴者の多くも途中でギブアップしただろう」と指摘する人もいた。

閉会式恒例の国民的人気歌手などによるショーがなかったことに対する不満の声もあった。

陸上男子100メートル準決勝で9秒83のアジア新記録を樹立した蘇炳添（スー・ビンティエン）が中国選手団の旗手を務めたが、「蘇神（蘇炳添の愛称）が五星紅旗（中国の国旗）を掲げて入場するシーンが唯一の見どころだった」とする人もいた。（翻訳・編集/柳川）