人民網日本語版 2021年8月11日(水) 8時50分
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天津港集団の楊傑敏副総裁はこのほど、「世界初の人工知能を利用した『ゼロカーボンふ頭』では年間のエネルギー消費の100%をクリーンネルギーにして、100%の自給自足を実現する」と述べた。
天津港集団の楊傑敏(ヤン・ジエミン)副総裁はこのほど、「世界初の人工知能(AI)を利用した『ゼロカーボンふ頭』では年間のエネルギー消費の100%をクリーンネルギーにして、100%の自給自足を実現する」と述べた。同集団はこのほど行われた中国港湾協会2021年グリーン・安全港湾大会で、世界初のAI「ゼロカーボンふ頭」を建設することを打ち出した。科技日報が伝えた。
同集団は今回、Cエリアのスマート化コンテナ埠頭を世界初のAI「ゼロカーボンふ頭」とし、ふ頭の積み卸し設備、水平輸送設備、生産補助設備などですべて電力を採用し、エネルギー消費を「風力・太陽光・貯蔵一体化システム」で100%まかなえるようにすると同時に、先進的エネルギーモニタリング技術を採用して、ふ頭の各種エネルギー消費についてリアルタイムの統計分析を行い、二炭化炭素(CO2)の排出量ゼロの実現を確保するとしている。
同集団科信設備部の陳艶萍(チェン・イエンピン)副社長は、「『ゼロカーボンふ頭』は設計処理能力のピーク時の年間エネルギー消費量が4700万ワット毎時になる。エネルギー需要のすべてでグリーン供給を実現するために、4.5メガワット(MW)級風力発電機2基と1.83MW級太陽光発電システムを建設し、ふ頭の主体部分とともに年内に同時に稼働するようにする。ふ頭の処理能力が増加するにつれて、2022年には風力発電・太陽光発電システムを再拡大する予定だ。そのため『ゼロカーボンふ頭』が動的な『ゼロカーボン』の取り組みになる」と述べた。
中国交通運輸部天津水運工程科学研究院の趙洪波(ジャオ・ホンボー)副院長は、「当研究院は現在、天津港と協力して、『ゼロカーボンふ頭』プロジェクトに依拠して関連の技術的研究開発を展開する。これには風力エネルギー、太陽光エネルギーなどの新エネルギー技術を港湾分野に応用し、従来の設備技術を改良、レベルアップ、スマート化することにより、省エネ・汚染物質排出削減の効果を上げ、各方面が最低限の炭素排出を達成するようにすることが含まれる。現在、技術プランはすでに制定されており、天津港初のAI『ゼロカーボンふ頭』の稼働に伴って、将来はこうした技術がより多くの港湾に応用されるようになる」と述べた。
天津港AI「ゼロカーボンふ頭」は年内に完成して稼働する予定という。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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