人民網日本語版 2021年8月15日(日) 23時30分
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中国のチルーの個体数は1980~90年代の7万頭未満から、現時点で約30万頭にまで回復した。
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中国国家林草局によると、近年、中国が生態保護や密猟撲滅などを強化しているのを背景に、中国のチルーの個体数は1980~90年代の7万頭未満から、現時点で約30万頭にまで回復した。その結果、絶滅危惧種から近危急種へと引き下げられた。
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チルーは中国の国家一級保護動物に指定されており、新疆ウイグル自治区のアルチン山やチベット自治区のチャンタン高原、青海省の曲麻河などに生息している。チベット高原の基礎的な種であり、同高原に生息する代表的な動物でもある。チルーはチベット高原自然生態において極めて重要な位置を占めており、生態バランスの維持においても非常に重要な役割を果たしている。
中国科学院三江源国家公園研究院学術院長の趙新全(ジャオ・シンチュエン)氏によると、「植生の生産力が高まっており、2000年と比べて約30%増となっている。生物の多様性も劇的に回復しており、チルーの個体数は20年前の約2~3倍になっている。その他、チベットノロバやヤク、クチジロジカなどの個体数も急激に回復している」という。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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